元内閣官房長官、野中広務氏の「官房機密費」に関する告白により、政治マスコミ、政治評論家、政治ゴロ、等々に対して様々なる金品が配給、支払われていたことが白日のものとなっている。しかしながら一方の当事者でもあるマスコミでは何もなかったかのように黙殺を続けている。全くもって異様な状況と云わざるを得ない。そんな状況に風穴を開けるのではと、大いに期待されていた上杉隆氏による特集レポートが、今週の「週刊ポスト」に掲載されている。
おいらも書店の立ち読みにてこの記事を読んだが、内容はといえばとても薄っぺらいものであると云わざるを得ない。どうしてこんな通り一遍のペラペラなレポートが、大見得を切って発表されたのか、訳が判らなくなってしまう。上杉隆といえば、少し前にはUSTREAMにて事細かに事実を喋っている。対談相手はといえば、野中氏が「機密費を返されたただ一人」として挙げている田原総一郎氏である。この生の対談を聴くほうが丁寧に編集構成された「ポスト記事」を読むより、よっぽど真実が伝わってくる。
上に示した対談は相当長い時間の重たい動画となっている。下記リンクから直接アクセスすることをお勧めする。