体調不良の日々が続いているのだが、こんなときこそ、自らのオリジナルな創作料理を食して健調を快復したいと想い、晩飯作りにはげんだのです。
先日外食で食した「すいとん鍋」がいまいちだったので、自らのオリジナル「すいとん鍋」作りにチャレンジ。人参、大根、椎茸、蒟蒻、牛蒡、等々の野菜を一口大にして、かつお出汁と醤油、砂糖の純日本式のスタイルで煮込んでいく。そして主役の「すいとん」には、小麦粉とともに蕎麦粉をあわせたのだ。比率は5対5、フィフティフィフティの黄金比率である。蕎麦粉だけでも「蕎麦がき」という立派な料理になり得るのが蕎麦粉だが、小麦粉とあわせればよりもちもち感が味わえるので、おいらはこの比率が好みなのである。すいとんといえば戦時、戦後の貧しい料理というイメージが染み付いているが、岩手県の郷土料理の「ひっつみ」は、すいとん風の鍋料理でありながら極めて健康料理のスタイルが特徴的である。マクロビオティックに郷土料理の奥義をプラスした素敵で身体に優しい伝統料理なのである。久々の手料理は掛け値なしに満足なのでありました。