昨日の筑前煮風根菜煮込みに、なめこなどの茸類、葱、ホウレン草を加えて蕎麦にして食べました。根菜の甘みを含んでまろやかな汁が、なんとも豊潤な味わいなり。
この蕎麦はただの蕎麦ではなく、知る人ぞ知る「韃靼蕎麦」なのです。ロシアの韃靼人という小部族が好んで食べていたことからこの名が付いたとされるが、普通の蕎麦に比べて「ルチン」という成分が百倍以上含まれている。ルチンは血管の弾力性を高め、血液の循環を良くする働きがあり、血管障害の病防止に役立つとされる健康成分である。蕎麦好きに健康者が多いという根拠の一つともなっているものだ。これが通常の百倍というのだから、食べないわけにはいかないのです。
岩手県軽米町は、日本には数少ないこの韃靼蕎麦の産地でもあります。以前は通信販売で取り寄せては時々食べていたものだが、近頃は「いわて銀座プラザ」というアンテナショップにこれが置いてあることを知り、食する機会も増えてきてて居る。お勧めの逸品であります。