冬鍋の一番はやっぱり「あんこう鍋」だね

昨晩、ハウスの「カレー鍋」のことを書いたからなのか、某未来のIT長者から「小林さん、今年はトマト鍋ですよ」と云われたのです。なるほど時代は常に進化しつつ新しい鍋料理を求めているようである。「トマト鍋」と云えば、それを売りにしている居酒屋があるからにして、今度はそこで「トマト鍋」を食らうぞと思ったしだいなり。

それはそれとして、「西のてっちり、東のあんこう」と称されるくらいに美味なる「あんこう鍋」に、このところありつくことがなかったなあと、しみじみと思うのである。かつてはもしおいらの記憶がたしかならば、冬季のホームパーティーで食していたのが、おいら特製のあんこう鍋なのだった。はるか茨城県の平潟からあんこうの七つ道具といわれる肝7種類を取り寄せたり、上野のアメ横にて一匹あんこうを買い求めてさばいたこともあったのだった。今は遠方彼方(はるかかなた)を眺めるがごとき遠いまなざしなり。

茨城県平潟のあんこう鍋は「どぶ鍋」とも呼び、あんきもいっぱいに出汁をとり、味噌鍋仕立てにします。このレシピが基本なり。やっぱり冬鍋は「あんこう鍋」だぞと考えつつ、あんこう鍋のレシピを思案する今宵なのであります。

http://www4.zero.ad.jp/ucchy/ankou/process/index.html