数多ある我が国のIT事業の中で、おいらが今最も注目しているのが、糸井重里が主宰している、ご存知「ほぼ日刊イトイ新聞」である。「ほぼ日」更新していこうという無謀な取り組みも、糸井重里の「ほぼ日刊イトイ新聞」に触発されたからにほかならない。
http://www.1101.com/index.html
改めて指摘するまでもないが、ITバブル崩壊後の今なお、旺盛なる企画力で、様々な試みを実現させているサイトである。今なお「1日120万件」のアクセスを誇るというのだから、マンモス凄ピー!な、モデルとするべきサイトである。
かつて、「ビッグな」(これも糸井さんの妙なるコピー力の賜物か)矢沢永吉の「成り上がりをゴーストライターとしてまとめたり、「TOKIO」の作詞により沢田研二の人気に活を入れたという実績もあり、そのディレクター的才能には畏敬の念を禁じ得なかったものである。世界の村上春樹さんとのコラボレーション的著作「夢で会いましょう」も、発想力が見事である。思想界の巨人こと吉本隆明との長き交流から生まれた、コラボレーションなどは、現在の「ほぼ日刊イトイ新聞」の目玉的企画として大きく成長させたものとなった。
「ほぼ日刊イトイ新聞」のベースとなっているのは、豊富でありかつ強靭な人脈であろう。豊富な実力派執筆陣によるコラムは、同サイトになくてはならないものであるとともに、糸井さんとのコラボレーション的色付けされたものとして目に映される。味付けの妙がその後ろに隠されているようだ。おいらも現在、彼のディレクションの方法論などを分析中なのである。