美食1位に選ばれたタイ南部の「マッサマンカレー」をつくった

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「マッサマンカレー」をつくった。タイ南部が発祥のカレーで、CNNGoの「世界の料理の美食ランキング50」では1位にランてクされている。タイカレーの中では辛味が抑えられ、じゃが芋、人参、鶏肉などの野菜の甘味が効いている。南部のイスラム教徒によって広められたとされ、タイ料理の中ではマイナーなご当地料理のひとつである。

ある売り場にて偶然に「マッサマンカレー」のカレーペーストを見つけていたのだが、ペーストの原料には、赤唐辛子、小玉ねぎ、にんにく、香辛料(クミン、コリアンダー、シナモン、チャイニーズスターアニス、メイス、カルダモン)等々と記されている。使う食材は日本のカレーとさほど変わらない。カレーペーストがあれば比較的簡単に調理できるメニューである。今回はタイの調味料であるナンプラーが使えなかったが、次はナンプラーを使用して本場の味に近づけたい。

http://matome.naver.jp/odai/2131156101322152101

http://www.excite.co.jp/News/product/20110731/Directvanqex_field_news_8clgUvcFG.html

 

小金井「百薬の長」の「松前風百薬漬け」はナイスな味わい

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武蔵小金井駅から数分の大衆居酒屋「百薬の長」に久しぶりに立ち寄って一献。何時もながらに呑兵衛のけたたましい声が店内にこだましている。鮮度の良い同店のもつ焼きは、その種類も多いが人気の部位は早めになくなっていくのであり、常連客は日もまだ暮れない夕刻からこの店へと足を運ぶのである。常連が陣取る店内のちょっとした隙に案内されて、いつものホッピーを注文した。

先ずはもつ焼きを塩で注文。豚のカシラ、ハツ、等々の鮮度の良いモツ類は焼いた後でサクっと歯で紙切れる。歯の悪いおいらでもその違いは歴然として感じ取ることができる。

モツを食べ終わった後でメニューを眺めたところ、充分に記憶している訳ではないがたしか「松前風百薬漬け」というものを見つけて注文してみたところ、これが意外にもナイスな味わいだったのであった。

北海道松前が発祥とされる松前着けはいまや全国区の漬物として人気であり、グルメ誌等で主に報道されているのは高級食材の「数の子」がふんだんに用いられているが、おいらが昔からつくって味わっていた松前漬けにはそのようなものはなく、昆布とするめのダブルなネバネバ食材をつかったシンプルかつ奥深いものである。

そんな「松前漬け」に新しい風味を与えていたのは、この店の「松前風百薬漬け」なるメニューである。そしてその新風の所以こそ切り干し大根という食材なのだ。冬の寒い季節に収穫した大根を細切りにし、広げて天日干しする。春には切干大根として流通しているのであり、それを水でもどせば新風的「松前漬け」の素材が完了する。

冬に収穫された大根の鮮度を保ったままの切干大根は、ツンとくる生大根の刺激をも感じさせている。松前漬けのニューウエーブとして、おいらの自宅にも常備していきたいメニューなのである。

■もつ焼き百薬の長
東京都小金井市本町5-12-15

春の魚と書く「鰆(さわら)」の刺身を食した

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春の魚と書いて「鰆(さわら)」と読む。実は春ばかりに生息するということはなく年中に回遊する魚である。瀬戸内海などの近海にサワラが産卵にやってくる時期が春ということからこの漢字が用いられたという説が有力だ。

鯖(さば)の仲間であるが、生食には鰆のほうが柔らかく癖も無いので好都合なのである。白身魚のようでいて、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)という青魚の成分が豊富という。メニューに載っていたらついつい注文してしまうひとつなのだ。やはり春以外の季節にその姿を見ることは稀であり、刺身などにありつけたらラッキーと思うべしなり。

この季節の新じゃがを使った「肉じゃが」はほくほくと皮まで美味い

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今が旬を迎えた「新じゃがいも」を使って「肉じゃが」を作ったのだ。肉じゃがはといえば、若い男女の間で少し前には「モテ系」の代表的メニューとして尊ばれてきたが、この季節の新じゃがを使った肉じゃがこそは、うまくいけばその「モテ系」のトップアイテムにも値するものである。

今が旬を迎えた「新じゃがいも」は、通常の年を通して流通されるものに比べてみれば、まずは皮が薄く柔らかく、大きさは小振りである。固い殻を纏う前の、いくぶん無防備な姿かたちを印象に写し取る。半面で見ればそれだけ瑞々しい細胞に満ちていることでもある。

肉じゃがのケースに限らずこの季節の新じゃが料理は、カットすることなくそのまま丸ごと使う。しかも皮も剥くことなく丸ごと使用するのが定番である。角が無く丸い姿かたちの新じゃがは煮崩れすることもなくて、丸ごとほくほく。こんなメニューは春ならではと云ってよい。

通年的なじゃがいもの皮はアクが強いためになかなか口にすることは難しいのだが、丸ごと調理に向き、薄皮もまた野性味溢れて味覚を刺激してしまうのだから食べない手は無いくらいなのである。皮が薄く瑞々しい新じゃがには出汁や肉の旨味が奥深くまでに染み込んでいくのであるから、通年食材としてのじゃがいもでは作れないという逸品として通用するのだ。

新じゃがいもの相棒食材には、豚肉に加えて、人参、椎茸、獅子唐をノミネートしてみたら、この相性もまたグッド良好なのであった。特に味の染みた獅子唐はまた思いがけなく食欲をそそる料理に仕上がっていた。

赤羽「まるます家」は好感度高い希少な居酒屋だった

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先日は上州の実家に帰省した帰りに赤羽駅にて途中下車していた。目指したのは「まるます家」という居酒屋。赤羽駅から4~5分歩くとその「まるます家」に到達する。
いつものように「恋のあらい」を先ずは注文。するとピンク色にお化粧された逸品的な鯉料理がテーブルに運ばれてきた。何ヶ月ぶりかに味わうその味は、上州こと群馬県の特産品のひとつなのであり、同店の鯉も群馬県から仕入れている。おいらとまるます家との接点は、意外と深いものがあるのかもしれない。

ともあれ、途中下車しても立ち寄りたいという気持ちを惹起させる名店の一つが、赤羽の「まるます家」だということは確かなようである。

■まるます家 総本店
〒115-0045 東京都北区赤羽1−17−7

日高屋ナンバー1人気の「野菜たっぷりタンメン」

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仕事場に程近い場所には「日高屋」という中華食堂がある。おいらも時々この店に足を運び昼食をとることが多いのだが、そこでの人気ナンバー1メニューは、「野菜たっぷりタンメン」である。あるときそのことを知り、それ以来は、どうもこの店に来ると「野菜たっぷりタンメン」というメニューを注文する癖がついてしまった。

別段にこの店のタンメンの味に嵌まったという訳ではない。中華麺料理の中でのおいらの好みは、味噌ラーメンであり、タンメンの好意度は、醤油味、豚骨味にも及ばないものなのでもある。然しながら、何故ゆえにタンメンを注文してしまうのか? それはおそらく、野菜類に対する飢餓の思いがあるからなのだろう。

今流行のサプリメントの類では代用できない、生野菜がかもす味わいを求めているからなのだろう。モヤシ、キャベツ、人参がたっぷり入って、炒めて煮込んだ野菜を口にしていると、どこかで安らかな気持ちにひたってしまうのだから、これが良いのか悪いのかはわからないのだ。

衝動的に「ニラ玉子」が食べたくなったのだ

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無性に「ニラ玉子」が食べたくなって、玉子とニラと、そしてシメジ茸を買って帰ったのだった。

シメジ茸は石つきをとってさらに半分にカット、ニラは2~3cmほどにカットして、玉子とあわせる。日本料理で用いられる出汁類は使わない。玉子とニラの味わいが無性に恋しくなっていたからであり、それ以外の食材は茸くらいで充分であったということだ。

ニラの香りは独特であり、玉子という濃厚食材に対しても充分的に対応してくれる。玉子料理とよく似合う食材として、もっともポピュラーだと云えるのかもしれない。

出汁の味で煮込んで作る「ニラ玉子」という料理もときどき散見されるが、ニラの旨味を引き出しているとは云い難いのである。

ぽっかり口を開いた「ハマグリのバター蒸し」が食欲をそそるのだ

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二枚貝の中では大きな部類であり、アサリに比べて食べ応え、噛み応えも大きなものがある。

吸い物、鍋の具材、等々と様々な活用法があるが、とてもシンプルで味わい深いのが「ハマグリのバター蒸し」である。調味料としてのバターがハマグリ料理に独特のコクを与えている。バターの他に酒蒸しというものもあるが、ハマグリにはバター蒸しに敵わないといえよう。

栄養的にはビタミンB2を比較的多く含むので、動物的タンパク質ともあいまって、身体に優しい味わいに満たされるのである。

この時季の「野蒜(のびる)」は、キムチ漬けにしても美味しい

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先日から、野手溢れる「野蒜(のびる)」の魅力に取り憑かれている感のあるおいらである。先日は久々に口にした興奮などを交えて野蒜(のびる)をレポートしている。

http://www.midori-kikaku.com/blog/?p=7650

野蒜と漢字で書いてあとでかっこ付きのルビを振っているのは、漢字では難しすぎるし、かといってひらがなの「のびる」では全然すっきりしないことから、仕方なくそうしていることをおくみとりいただきたいなと思っている次第である。

さて本題に入るが、野蒜(のびる)という野生食物は生で口にする以外に、キムチ漬けにしても、格段に美味いのだということの発見について述べたいのだ。爽やかな鮮度あるピリリ感を保ったままに、キムチ漬けしたピリ辛の「野蒜キムチ」は、いつになく満足な味わいのキムチ料理であった。

ネットを検索すれば、味噌漬け、キムチ漬け、等々のメニューがヒットしているが、確かに生野蒜(のびる)に負けず劣らずの旨味を主張するべき価値がある。生で驚き、漬物にしてさらに舌鼓を打つ。これぞ野蒜(のびる)ならではの存在感。もっと注目されてよい食材であることは確認できたのである。

生垣に生える躑躅(つつじ)の花が、都会の潤いをもたらしている

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桜が散った春の都市の風景に、躑躅(つつじ)が花を咲かせている。ここ数日街並みを歩けばつつじの花に目が吸い付けられている。生垣からピンクの花弁を広げるつつじの花は、都会のモノトーンに潤いをもたらしてくれるようでもある。

先日は、自転車のペダルを漕ぎつつ路地裏の小路を走っていたおいらの視界に飛び込んできたのは、真紅な花弁を咲き猥らせている、さる瀟洒な庭の花壇の一隅に咲き誇っていたつつじなのだった。躑躅という花の咲き誇った様子に、自転車の歩を止めて見入っていたのだ。

東京都心の歩道を歩けば、瑞々しいつつじの姿に目を止めて印象に留めてしまうのがこの時期のつつじなのである。

地元禅寺の和尚さん逝去の手紙が届いた

我家が檀家でもある、地元上州の禅宗寺院の住職をされていた和尚さんが、先月亡くなったという手紙が届いて、悲しみにくれている。昨年末に法事でお寺を訪れた際には、元御住職が小脳に関する難病を患っているという話をお聞きしていた。国立の群馬大学医学部病院でも治療できない難病だと言われていたそうであるが、こんなに早く逝かれるとは予想もできなかった。そのときにもっと早く病院にお見舞いをして、これまでの感謝を伝えたかったこと、それが出来なかったことを悔いている。

先祖からの菩提寺である東京都内の某禅寺から上州のそのお寺に引き継いでいただくために訪れたとき以来、とても気さくに接していただき、禅の教えも身近に感じることができていた。「般若心経」を朗読するようになったのも、和尚さんからその経典をいただいてからのことである。はじめは「御住職」と堅苦しく接していたのに、何度かお会いするうちにいつの間にか「和尚さん」と呼んで接することが出来ていたのも、そのお人柄のゆえなのだろう。先月に亡くなった和尚さんは密葬を済ませたとのことであり、来月には本葬にあたいする「津送の儀」が執り行われるとのことが、手紙に記されていた。常人とはまた違う天国への道のりをたどっているということなのかもしれない。あらためて和尚さんのご冥福をお祈りしたい。

アサリの出汁が効いた「スンドゥブチゲ」

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韓国鍋の代名詞である「チゲ鍋」の中でも最もポピュラーなのが「スンドゥブチゲ」だ。韓国料理専門店では此の鍋の味を競っている様子は、韓国料理店に入るたびに感じていることだ。

「スンドゥブ」とは「純豆腐」の韓国読みであるので、素材としての豆腐には特別な食材が用いられている。姿形もまた味わいも柔らかくて、辛味の効いたチゲ鍋にはなくてならない食材である。

そして「スンドゥブチゲ」にもう一つの必須食材が「アサリ」である。アサリの出汁がこの鍋料理の味の一体感をつくり出しているのてあり、なくてはならない。海鮮食材としての出汁

特別な豆腐に鮮度の良いアサリで調理された「スンドゥブチゲ」は、日本人であるおいらの舌にもこびりついている。旨い酒と共に口にしていたいと云うべき定番料理の一つなのである。

夜食に「蒟蒻(こんにゃく)と色ピーマン炒め」はとっておき的メニューだ

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地元のスーパーにて「色ピーマン」を見かけたので、蒟蒻とともに購入して帰り、、夜食に利用した。名づけて「蒟蒻(こんにゃく)と色ピーマン炒め」である。

蒟蒻を油で炒めたメニューは、カロリーが極少的に抑えられており、しかも蒟蒻自体が天然食物繊維の宝庫となっているために、夜の食事としてはよく作っている。今宵は「色ピーマン」という、食物繊維に加えてビタミンCやカロテンが豊富だときているのだから両者あい合わせて見たのであり、思い通りの味わい深いメニューにありつけたという訳なのであった。

もともとは濃緑色したピーマンは、熟させて収穫すると赤、橙色、黄色等に色づいて、甘味も増していく。近頃ではこの種の「色ピーマン」を見るのも珍しくなくなっているので、炒め物としてはもってこいである。

だが「色ピーマン」に似て「パプリカ」なる代物も、近頃の我が国の食材市場に侵入しており、これらはほぼ外国産のものとなっており、我が国では認められない農薬やらその他の添加物が注入されていることから、注意が必要である。メニュー名に「色ピーマン」とあるものを選びたいものである。

大根の味わいを累乗した以上の旨い「カクテキ」を味わう

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大根のキムチこと「カクテキ」を食した。辛くてさっぱりしていて、サクサクポリポリとしたその食感が絶妙であり、胃袋にも優しそうである。辛さをもたらす唐辛子じたいの味わいもまた、優しい味わいがしていた。その味わいは大根料理としての発見をもたらすものでもあったので、その印象的なる邂逅についてはとてもインパクトに満ちていたのだ。

胃袋にも優しそうだったという印象には根拠がある。水分が豊富であり、食物繊維もまた充分に豊富だ。そんな特別な食材に、辛さとともに旨味がプラスされているのだから、プラスアルファ、累乗された美味しさを味わえたと云えるのだろう。インスタントなキムチの基などでは決して作れない味わいである。

そもそも大根料理には奥が深いものがある。例えば大根とともに煮込んだ煮物は、大根が脇役になるにもかかわらずに、無くてならない食材が大根だ。鰤をはじめとする魚の脂が染みた大根は脇役としての大根の良さをアピールしている。あるいは美味いおでんの大根は、具が出している複雑な味わいを充分に染み入れているからこそ、美味くなっているのである。

かつての居住地こと板橋は昔の板橋にあらず

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かつておいらが住んでいた処の板橋界隈に足を運んだ。20代のころだからもうそうとう過去の出来事になるが、東武東上線の上板橋駅周辺の郊外地区に、おいらが住んでいたアパートがあった。東上線「東武練馬」駅に下車し、そこから「上板橋」方面へと足を歩を進めていたのだった。「東武練馬」駅から「上板橋」方向へと向かう道は、かつての「川越街道」が走っていたのであり、標識には「旧川越街道」と表記されていたのである。

さて、上板橋近くの街並みに入り込んで、おいらはかつて足繁くに通っていた居酒屋を探していた。まずは居住していたアパートを探し出し、そこから周辺半径50メートルの界隈を散策していた。ところが其れらしき店舗を見つけ出すことが出来ないのだ。入り下った路地界隈の道幅は過去と同様にとても狭くて、此処にはこの店、あそこにはあの焼鳥居酒屋があったはずだという場所にも、そのような店舗の陰は見つけることが出来なかった。

「上板橋」駅前周辺に辿り着き、「上板橋南口銀座商店街」を歩くと、とても小さな路地(これが「上板橋南口銀座商店街」だった)の周囲に、まるで初めて訪れた街並みを見たような気分に覆われていた。かつての居住地こと板橋は昔の板橋にあらず、なのであった。

豚の肝臓をステーキ風に焼いた「レバテキ」という不思議なメニュー

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豚の肝臓をステーキ風に焼いた「レバテキ」という、ある種不思議なメニューにありついていたのである。東京都台東区内御徒町界隈の居酒屋「佐原屋」にてそのメニューが提供されている。

豚の肝臓(レバー)を大降りにカットして、それをフライパンの火に炙って、ほぼ完成する。シンプルかつエコロジー極まる。そのメニューは、我が国にてはありそうで無かったという不思議な、しかもありうべきメニューとして評価したいと思ったのである。

豚のレバーは、こと牛のレバーに比べて、あまり我が国の食卓に上ることが少ないのかもしれない。だが栄養素的に牛レバーに劣っていることはゅう少ないので、豚のレバーはビタミンB群の補給のめんからも、至極有効な食材である。

牛肉至上主義的な肉市場の常識をとっぱらって、豚肉のレバー、あるいは豚の内臓類については、もっともっと珍重してよいメニューなのである。

イカの身をイカ墨味で炒めた「イカスミ炒め」は目と口で味わうべし

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イカの身をイカスミ味で炒めた「イカスミ炒め」を食したのだ。イのてカの身を、イカスミ(イカワタとも云う)で味付けして炒めるという、至極シンプルな料理であるが、これが何度食べても逸品の味わいなのに感動するのだ。

イカの身はまずは軟骨や内臓を取り除いて、幅1cm程度の細切りにされている。新鮮なイカならば種類は問わないが、ある程度の量のイカスミが必要なのであるから、ヤリイカがてきしてい
る。ゲソも美味しく味わえるのでなおさらである。

イカ墨の色素成分はメラニンである。さらにはアミノ酸の含有率が高く、健康成分を多く含んでいる。黒いしきそはそれだけみればまがまがしくもあるが、調理に用いられたものを観察していくと、とても深遠なる色彩であることを発見する。そもそもは、イカ墨を原料とした顔料のことを「セピア」と呼ぶのであって、黒い色彩とばかりとは限らないのである。深い褐色の黒味をふくんだ色彩なのであり、その色彩表現力は強力なのである。イカの身をイカ墨味で炒めた「イカスミ炒め」は目と口で味わうべしなのである。

「イカソーメン」はけっして邪道的メニューにはあらず

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その昔のおいらの友人は、「イカソーメン」を見る度に口を開けば貶していたものだった。その彼曰く、「ただのイカの身を細くしただけのものだ」「イカの本来の姿を見せにくくしている」「イカの身をソーメンつゆで食することなど出来ない」…云々と。

彼の気迫に気圧されて一時はおいらもそんな気分になってしまったが、やはり「イカソーメン」はそれなりの存在感と旨味とユニークさを有しているということを、先日は「イカソーメン」に箸をつけながら感じ取っていたという訳なのである。

鮮度の高いイカの刺身は、白いながらに透き通った艶とも云うべき彩度を感じさせるのであり、そんな鮮度眩いイカの身を、細く切りそって素麺仕立てにしたものは、イカの刺身とはまた違った食感と共に味わいのバリエーションをもたらしてくれるものではある。さらに加えて述べるならば、鮮度の良い細く切りそろえられている生イカの身の光沢は、その透明度や光輝度に勝るものが無いくらいの稀有なる姿かたちを示していたということでもある。「イカソーメン」はけっして邪道的メニューにはあらず

その昔のおいらの友人は、「イカソーメン」を見る度に口を開けば貶していたものだった。その彼曰く、「ただのイカの身を細くしただけのものだ」「イカの本来の姿を見せにくくしている」「イカの身をソーメンつゆで食することなど出来ない」…云々と。

彼の気迫に気圧されて一時はおいらもそんな気分になってしまったが、やはり「イカソーメン」はそれなりの存在感と旨味とユニークさを有しているということを、先日は「イカソーメン」に箸をつけながら感じ取っていたという訳なのである。

鮮度の高いイカの刺身は、白いながらに透き通った艶とも云うべき彩度を感じさせるのであり、そんな鮮度眩いイカの身を、細く切りそって素麺仕立てにしたものは、イカの刺身とはまた違った食感と共に味わいのバリエーションをもたらしてくれるものではある。さらに加えて述べるならば、鮮度の良い細く切りそろえられている生イカの身の光沢は、その透明度や光輝度に勝るものが無いくらいの稀有なる姿かたちを示していたということでもある。決して「イカソーメン」を侮るべからずなのである。

我が家のチューリップが漸く花を咲かせた

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例年に比べて発育が遅いのではないか危惧していた我が家のチューリップが、漸く花を咲かせたのだった。4月11日という日は、過去の記録と照らし合わせてみれば、別段に遅いということでもなかった。危惧が杞憂に終わったということで、一安心なのであった。

今年のチューリップは、完全なる放任的な条件で育っていたのであり、芽を出したときからにして例年以上に期待を膨らませてしまっていた。放任チューリップの花が果たして咲いてくれるのかも判らぬままに、毎日の観察を続けていたところ、遅いと思われていたその芽は何時しか蕾をつけ、そうして期待通りの花を咲かせていた。

まだまだ開花を待つチューリップは我が家の庭を席巻しているのであり、これからの成長が益々に愉しみなのである。

久しぶりに「みどり企画ギャラリー」を更新しました

久しぶりに「みどり企画ギャラリー」を更新しました。

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http://www.midori-kikaku.com/gallery/

内容については、おいらのこの1~2年の間に描いたタブローを追加し、ページデザインは、ギャラリーページに相応しいものに変更しました。

 

ところで本日昼間はと云えば、先日当ブログでも紹介した阿山さんの個展に足を運んでいたのだった。

http://www.midori-kikaku.com/blog/?p=7577

 

先日に訪れたときとは一転して綺麗にレイアウトされたギャラリーの作品の一つ一つに、更なるインパクトを受けていたのであり、おいらも今更ながら制作への意欲を沸き立てていたというのであり、近作を整理しつつ、ギャラリーにアップすることを思い至ったという訳である。