赤羽の大衆酒場「まるよし」にてもつ焼きと塩らっきょうで一献

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故郷群馬から帰京する途中で、赤羽にて途中下車して大衆酒場「まるよし」にて一献傾けていた。ホッピーやもつ焼きが主メニューのありふれた酒場ではあるが、今では希少となっている「コの字居酒屋」の名店である。こんな酒場でホッピーを飲むことはありふれていそうで決してそうではなくて、とても有り難い機会の一つと云えるのかもしれない。いつものホッピーを注文しつつありふれたもつ焼きやらっきょうを頬張る機会は、あまり訪れるものではなくなってきているのである。

もつ焼きの他にもモツ類の刺身があるが、食べたかったコブクロ刺しは品切れなのでありお預けとなってしまった。また同店を訪れる理由付けともなり、益々この店が貴重に感じられることとなっていた。

食べたらっきょうは「塩らっきょう」ということであり、何時もの甘酢漬けとは異なっていて、素材のピリリとした食感、食格を感じることができたのだった。東京下町の呑兵衛にとってはらっきょうは毎日の乾きを満たす食材なのかも知れないのかと考えていた。毎日の食材が特別なものである必要などはなく、塩で漬け込まれたという此の店の味わいがピッタリするのだということも思うことができた。

■まるよし
東京都北区赤羽1-2-4
03-3901-8859

秋入口のこの季節の「しめ鯖」は美味だった

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帰省する途中で立ち寄った上野アメ横界隈にはいつものように生魚のブースとやらが設けられているかのようであり、旬の魚の姿に接するにはもってこいなのであった。そんなアメ横内鮮魚店を覗いていたら、鯖がまた活き活きとしていて美味しそうなのであった。

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そんな本日的序章もあり、帰省した上州の居酒屋では「しめ鯖」の活き活きしたメニューを目にして早速注文したのだ。秋に収穫される魚の中でも身が締まっており美味である。海無し県としての群馬県ではほとんどが生以外のしめ鯖として食されるが、秋の味覚としても一級のものではある。

鯖は昔から「生き腐れ」と云われるくらいに足が速い(腐敗しやすい)魚なので、酢で締めて日本全国に出荷されるのが一般的だ。生のままの刺身として提供できるのは、漁獲した当日でしかあり得ないのだ。そして素人料理で作った鯖の刺身には要注意。特に加熱用の鯖を捌いて酢漬けにするなどはもってのほかなのである。食したしめ鯖は、確かな仕事が施されている一品であった。酢のとがった酸味はほとんど無くて、青魚としての鯖の豊かな味わいが嬉しいくらいに口腔中に広がって来る。この季節の味覚としても特別なものだと云えるだろう。

八王子「小太郎」の名物「玉ねぎベーコン巻き」

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八王子の焼き鳥店の名店といえば「小太郎」が先ず挙げられる。鶏や豚のモツ類を焼いた焼き鳥、焼きトン類はもちろんだが、それ以上においらの好みなのが「玉ねぎベーコン巻き」だ。

大雑把にカットした玉ねぎにベーコンを巻き、串刺しにしてじっくりと焼いて出される。それを特製のつけダレにつけて食するのがルールだ。そのつけダレとの相性が抜群なので時々これが食べたくなり足を運んでしまう。

ベーコンの脂が玉ねぎに染みて、ポン酢よりあまくさらりとしたタレと相まって、頬がとろけるような味わいなのだ。

■小太郎
東京都八王子市子安町1-7-8
http://yakitori-kotaro.com/

秋になり、ほくほくのじゃがいも料理が美味しくなった

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蒸し暑い夏が漸く過ぎようとするころにじゃがバターを食した。北海道産「北あかり」という品種で、「男爵」と「ツニカ」を掛け合わせて作り上げられた新品種だという。肉質は黄色みがかり、他のじゃかいもなどに比べて甘みが強いのが特徴。バターとの相性が抜群だ。北海道という寒冷地に育ったじゃがいもは昼夜の寒暖差が大きいことから特に甘味が豊富だとされている。これから秋にかけての、食欲の秋季節到来に対する期待感が高まってきている。

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そういえば先日は、洋風的じゃがいも料理の「じゃがいもグラタン」を食したばかりであった。茹でたじゃがいもにたっぷりのチーズを掛けて焼きあげるという、とてもシンプルな料理なのであり、洋風、和風のジャンルを超えて愛されている。素朴な料理だからこそ、旬のじゃがいもが特に美味しく感じられるのであろう。

ゴッホ作「モンマジュールの夕暮れ」発見というニュースに喫驚

 

ゴッホ作「モンマジュールの夕暮れ」という作品が発見されたとして、ニュースが駆け巡っている。にわかには信じ難いニュースであるが、いろいろな証言的事実を鑑みあわせれば、新規のゴッホ作品発見のニュースは真実であったと云えよう。

http://www.cnn.co.jp/video/11602.html

だがそれ以上に興味深いのは、何故にこの「モンマジュールの夕暮れ」という作品が、長く偽作とされていたのか、ということである。ゴッホらしくないとか、色彩感が地味だ、とか、その他様々な要因が関係していると思われるのであり、少々おいらも追及したくなっているところなのである。

下町の名店葛飾立石の「江戸っ子」でほろ酔いなのだった

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先日は立石の「鳥房」にて「若鶏唐揚」に舌鼓を売って以来、下町的立石グルメにはとても味をしめていたのであり、その影響もあり立石界隈を散策探訪していたのであった。訪れたのは「江戸っ子」というお店。もつ焼きや煮込みが美味いと評判の地域定番的居酒屋である。

近頃は少々もつ焼きに飽きていたおいらは、先ずは煮込みを注文した。白モツを中心に鮮度の良いモツをじっくり塩味で煮込んだモツは、さっぱり感覚で食欲を刺激していく。同店オリジナルの「ボール」というハイボールの一種と思われるアルコールで喉を潤していれば、食欲は益々充溢していて、結局は同店の売りメニューであるもつ焼きを注文することになっていた。

一皿4本というのが注文の基本となっていて、おいらはタンとレバーのセットを注文していたのだが、とてもボリュームが有り、食べるに時間がかかっていた。葛飾区内下町呑兵衛の聖地たるにゆるぎのない名店であったのである。

■江戸っ子
東京都葛飾区立石7-1-9
03-3694-9593

やはり秋刀魚は焼き秋刀魚に限る

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本日は朝から2020年の東京オリンピック開催決定のニュースで喧しい限りだが、東京の目黒では「目黒のさんま祭り」が行われ大盛況だったということである。

http://www.asahi-net.or.jp/~xq7k-fsm/sanma.htm

目黒まで赴くことができなかったおいらは本日、まるでテレビTVニュースに観る映像に釣られ引かれる様に焼き秋刀魚が食べたくなり、地元の食事処で秋刀魚の焼き魚を味わっていた。

東北近辺の海水の温度が高くなったために、東北地方の秋刀魚の収穫は最低だということであり、北海道沖で水揚げされた秋刀魚が目黒のイベントを支えたのだという。本日食した秋刀魚が北海道産であるかは確かめなかったが、おそらく北海道で水揚げされたものであろうと推察される。

目黒へ行った気になって食べた秋刀魚ではある。内臓の肝が詰まった秋刀魚は苦味が迸っていて秋の味覚が充分である。やはり秋刀魚は焼き秋刀魚に限るということを思い起こされたのである。

昔懐かしの「鯨の焼肉」を味わった

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鯨の肉と云えばおいらが幼少のころには今のような特別な食材ではなくポピュラーな食材であり、給食にも出ていたものと記憶している。房総半島の南部や特別な地域において提供されている鯨肉は、とても昔食していたものとは程遠いということは、以前から感じていた。すなわち鯨の刺身や鯨ベーコンなどの料理は、昔から食していた鯨料理とは異質のものではないのかと。

昔懐かしの鯨料理と云えば、シンプルに鯨肉を炒めて出されるものであった。それが先日は、願いが叶ったりの如くに出くわすこととなったというわけなのである。生姜、醤油などで下味をつけて焼かれた鯨肉の焼肉である。個人的には牛肉よりも愛着が沸くような懐かしい味わいではある。

美味い秋刀魚の刺身を味わった僥倖

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今年の秋刀魚は漁獲量が少なく、価格も高騰模様というニュースが駆け巡っている。スーパーマーケットではぼちぼちと生秋刀魚が並んでいるが、やはり例年に比べると量も少なく見栄えもしていない。

そんな環境が影響してかあらぬか、秋刀魚の刺身に遭遇する機会は今年はほとんど無く、先日は偶然的に訪れていた酒場で秋刀魚のメニューに発見して、注文していたという訳なのである。

実際に秋刀魚の刺身を目の前にすると、その名の如くに秋の刀を連想させる。秋の刀は湾曲を描いた刀に違いないが他の季節との違いは判然としない。

ともあれ秋刀魚の刺身といえば、その切れ味鋭い切れ身の厳かさに感動すること多かれど、その味わいはそれぞれの時季において異なる感想を抱きつつあったのである。

これから秋本番を迎える今の時季にあって、秋刀魚の刺身の貴重なことはこれからますます伝達されていくことなのであろう。それでも貴重な秋刀魚の刺身にありつけたことは僥倖の一つであると云わざるを得ないのである。

何ということない呑兵衛のメニュー「ポテトサラダ」を見直した

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お酒の友としてのつまみは多々あれども、「ポテトサラダ」こそは日常的に口にする。云わば定番的ポピュラーなメニューの代表格とも云えるのだ。

茹でたポテトことじゃがいもを崩して柔らかくして、刻んだキュウリやハムなどを加えてあえる。味付けはマヨネーズが一般的である。ポテトサラダとしては最もシンプルであり味わい深い。呑兵衛にとっても欠かせない定番メニューであるということを再認識し、見直していたのである。

口当たりが良くて酔いを緩和させる効果がある。あまり積極的に注文することはないが、ふんだんに呑んだ後などで、口直しに注文して口にすることが多々あるのである。やはりありがたいメニューのひとつであることには違いない。

みどり企画HPの「みどり企画ギャラリー」を更新しました

久しぶりに「みどり企画ギャラリー」を更新しました。

http://www.midori-kikaku.com/gallery/

新しいデザインを採用しつつ、新規画像を2点追加しました。

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「古里の富士と湖の記憶 Ⅰ」と「古里の富士と湖の記憶 Ⅱ」はともに、幼きころから親しんでいた地元古里の田舎富士とそのふもとの湖と所謂逆さ富士等々のイメージを造形化したものである。

ちょうど先日は富士山が世界遺産に登録されたことに触発されたことが、制作のきっかけとなった。

瀬戸内寂聴さんの原作映画「夏の終り」を鑑賞

 http://natsu-owari.com/

瀬戸内寂聴さんが原作を著した映画「夏の終り」を鑑賞した。本日から全国ロードショー公開されている。先日は予告編を目にしていたのであり、待ちに待った映画鑑賞となっていた。

寂聴さんの初期の代表作である「夏の終り」は、自叙伝的内容が詰まっていて、尚且つ私小説的スタイルでぐいぐいと読者を引き込ませていく。この映画もそんな原作の持ち味を最大限に活かし得た、脚本、演出の巧みさが詰まっている。

さらには主役を演じる満島ひかりの存在感には圧倒されていた。女一人に男二人の三角関係、等と云ってしまえば残念さが付きまとう。年上作家を小林薫が、激しく一途な年下男を綾野剛がそれぞれに演じており役柄的にもはまっているが、満島ひかりにはそれ以上の存在感が満ちている。映画としての「夏の終り」の存在感は、満島ひかりさんにかかっているといっても過言ではない。

瀬戸内寂聴さんが記したコメントが印象的だ。

「作者としては生々しさに圧倒され肌に粟を生じて見た。」

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上野駅「ラーメン粋家」の食べおさめなのだ

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上野駅と云えばおいらが帰省するときや、関東・東北旅行に旅立つときには必ず立ち寄る旅立ちのステーションである。其処のラーメン屋としてよく利用していた「ラーメン粋家とと」が、8月いっぱいで閉店だということであり、驚いていたのだが、偶然ながらにそんな「粋家ラーメン」の食べおさめとなった訳である。

白菜の甘みと豚バラの旨みがぎっしりつまった特製スープ、というのが当ラーメンの特徴である。スープはあっさりとしていて白菜を主とした野菜の旨みがにじみ出ていて、胃袋にはとても優しいので、おいらも時々立ち寄って贔屓にしていた味なのである。

白菜たっぷりのラーメンはおいらは好きだったが、一般のラーメン好きには似合わなかったということなのであろうかと推察している。

当店が立つ上野駅中央改札口に近い十番台という場所もまた印象深いのである。かつて東北岩手出身の石川啄木がうたった名句によって顕現されるのが、上野駅中央改札口に近い十番台のホームであるが、そんな名句の上野のホームに在るラーメン店として記憶に明瞭でありこれからも記憶に残り続けていくことであろう。

■ラーメン粋家
東京都台東区上野7-1-1JR上野駅構内

アナログの「CONTAX」フィルムカメラで撮影続行中なり

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先日からふと思い立って、昔のアナログカメラを取り出して撮影を始めている。アナログカロラというのはフィルムを使用するもので、現在主流のデジタルカメラを使い慣れてしまった人にとっては煩わしい工程を踏むことになる。さらにはフィルムには大別して、ネガとポジとの2種類あって、それぞれの写りの手触りというものを再確認しているところである。

これまで出版関連で数多の撮影に関わってきたおいらだが、撮影に用いられていたのはほとんどが日本光学こと「ニコン」の一眼レフカメラである。時代により「F3」「F4」「F5」と推移したが、出版マスコミ界で使用されるカメラは「ニコン」と決まっていたような情勢であった。対抗馬としては「キヤノン」があるが、レンズの精度やらボケ味やらその他諸々においてニコンには遅れをとっている。

さて実際に昨今のところおいらが使用しているアナログ写真の機材だが「CONTAX」カメラを用いている。コンパクトタイプの「CONTAX T vs」はこれまでおいらがデジタルをメインで使うようになる以前には、万能的カメラの1台として機能していた。

みどり企画ホームページを開設するにあたっての、高田渡さん、とろんさん、等々の取材や撮影に用いたのは、そのほとんどが「CONTAX T vs」であった。

だが今回はもう1つの1台である「CONTAX G1」に「Biogon 28mm」レンズを主的1台として使用することにしたのだ。

「CONTAX」は、ニコンレンズにひけをとらないばかりかそれ以上の味わいを表現する、カール・ツァイスのレンズが魅力である。世界最高のレンズでフィルム作品を撮影するという行為に、只今のめり込んでいるのだ。

甲子園野球で「前橋育英」の初優勝には驚いた

甲子園野球では「前橋育英」が初出場で優勝したというニュースが駆け巡っているのであり、驚きの気持ちで一杯である。

http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb/2013/news/20130822-OYT1T00574.htm

前橋育英高校といえばおいらの母校ではないが、我が出身地こと群馬県前橋市内に存在する高校なのであり、興奮と驚きや些かの興奮と共にニュース映像に接していた。帰省するたびに「前橋育英」が甲子園出場したのぼりやポスターで満ちてはいたがまさかの優勝である。初出場でありながら初優勝というケースは22年ぶりなのだといい、ニュース性は高いとみえる。

何度かニュース映像を視聴してみたところ、2年生エース高橋光成投手の卓越した投球術や野手たちの守備力に依るところが大きいようだ。だがそれだけで甲子園優勝などという栄誉に浴することは不可能であり、私立高校ならではのスカウトその他の活動があった。

「群馬のダルビッシュ」とも称される高橋光成投手は群馬県北部の利根郡の出身であり、普通であれば田舎の公立高校に進学したであろうところを県都の私立校に通うこととなっていた。まだ高校生だというのにネット界隈では高橋光成投手のプライバシーに注目が高まっている。これまた驚きの事象と云えよう。

夏野菜が旨いこの時季ならではの「ナスとピーマンの味噌炒め」

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この時季こと夏まっ盛りに夏野菜を美味しく食べられるメニューには「ナスとピーマンの味噌炒め」が特筆されるのだ。

時間があるときには家で調理するが、本日は某定食屋にてこのメニューに接することができたのでラッキーでもあった。

夏野菜は夏に食するべきなのでありとりわけ茄子をどういう風に調理すべきかということは課題のひとつではある。焼いたり油で揚げたりするのは基本だが、調味料としての味噌を活用して「ナスとピーマンの味噌炒め」というような料理として、誰かが完成させたのであった。

夏の巨大ナスを味わうには「米ナスの田楽」が最適だ

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アメリカから来た巨大ナスの「ブラックビューティ」を改良した種類が「米ナス」である。そもそもまん丸な恰好のブラックビューティーを、日本で品種改良した代物だ。

日本種のナスに比べて大振りであることに加えて、その味わいはすこぶるジューシーなのであり、夏野菜の瑞々しいエキスを堪能することができる。

そんな夏の巨大ナスを「米ナスの田楽」というメニューにて味わったのだった。

田楽という料理につきものの味噌だれは、ベースの赤味噌に加えて砂糖や酒がアレンジされたものであろう、米ナスの上にナスの身が隠れるくらいに、たっぷりとかかっていたのであり、些か煩くも感じていたが、夏野菜のナスにはピッタリの味わいであった。

味噌と茄子の相性は国境を超えて良好なることを再認識していたのである。

昔ながらの八王子系「でうら」のラーメン

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八王子ラーメンの老舗である。当店「でうら」にはメニューが「らあめん」しか無い。

並500円、大盛600円、特盛650円、超特盛700円、の4種類に、チャーシュー、玉ねぎ、メンマの追加増しのメニューがあるのみである。他の八王子ラーメン店に比べて油っこくない。中華麺とスープを味わって満足できるに充分なるつくりだ。

いつでも注文するのは「大盛」である。八王子ラーメンの特長とされる刻み玉ねぎが、醤油ベースのスープにとてもマッチしている。細めの麺にはしっかりとして腰があり、素朴なラーメンの味わいをじっくり味わえるのだ。麺を食べつくす気分にさせてくれる。

肩ロースをじっくりと煮込んだ自家製のチャーシューはとても柔らかく、醤油ラーメンによくマッチしている。メンマにも味がじっくりと染み込んで食べ応えありである。

■でうら
東京都八王子市台町 1-6-12

猛暑の夏バテ対策にはとても効く「チレ(脾臓)」の串焼き

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串焼き居酒屋にて「チレ(脾臓)」の串焼きを食したのだった。武蔵小金井の行きつけの「百薬の長」にて一献傾けつつ、「チレ(脾臓)」の串焼きなどを頬張って、貧血対策を行っていたという訳なのである。

世にある串焼き屋でもなかなか「チレ(脾臓)」にはお目にかからない。食感は柔らかく鮮度が悪いと独特の臭みが出やすい部位である。レバーにも似て、鉄分もその他の栄養素も豊富であり、血分が溢れている。猛暑の季節の夏バテ解消にはもってこいのメニューではある。

店内に貼られた効用書き的案内文によれば「血液増進 栄養保存効果的」とある。まさしく今のおいらの症状改善にぴたりの効能を示しているのだ。

炭火で焼かれているのに関わらず、出されたチレの串焼きには赤い血飛沫ともいうべき生々しい鮮血が目に入ってきた。これは身体に良いだろうと、おいらは迷うことなく口に運んでいたのだった。生々しい血の味は苦かったがそれほどに嫌味も無く口にすることができたのだった。レバーでは物足りないと感じた時には「チレ」にありついてみたいと思うのであった。

■もつ焼き百薬の長
東京都小金井市本町5丁目12-15
042-383-6640

暑げさや道にしみ入る蝉の声

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猛暑の日本、関東地方には、暑さに群がる蝉が喧しい鳴き声を鳴らしてはいるが、例年に比べるといささか元気なく感じるのはおいらだけであろうか?

事実、蝉が鳴く大木に近くのアスファルト通りには、まるで今まさに鳴き疲れたかのごとくに蝉が息を潜めていた。おそらくは暑さの為に大木にはいつくこともできずに振り落とされたのであろうことを連想させるに充分である。。

人や動物のみならず車両も通る灼熱のアスファルトである。このまま一生を終えるには忍びない蝉の姿なのではあった。