春本番を告げる「明日葉の天ぷら」を味わった

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春の訪れによって流通することが増えるこれから期待が増すのが明日葉。八丈島をはじめとする伊豆諸島が産地とされるが、近頃は温暖な本土の地域でも栽培されていると聞く。「夕べに葉を摘んでも明日には芽が出る」とされるくらいに生命力の高い食材である。

此の度はそんな明日葉の天ぷら料理にありつくことができた。普段はおひたしにしたものを口にしているが、天ぷらもなかなか美味しい。もともと明日葉という食材はクセが強くて、そのため沢山食べる代物でないという先入観を持つているが、天ぷら料理にすれば見事にクセを抑えてくれる。

「鯛のかぶと焼き」に舌堤なのだった

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鯛のアラこと頭の部分を塩焼きにして提供されるのが「鯛のかぶと焼き」である。先日は偶然にこのメニューを目にして食してみた。時間をかけてじっくりと焼き上げたそのカブト焼きは、鱗が光る鯛カブトの表面をまるで芸術作品のような手が加えられて出てきたもののようではあった。

先ず目にした発見の一つは目の裏の部分ことDHAの宝庫と呼ばれる部位が美味しそうであり、実際口にしてみれば極めて美味しかったこと。柔らかく柔軟であり、脳味噌の健康には他に無い希少な部位である。此れを食し得たことだけでも鯛のかぶと焼きを口に出来たことの意義を感じたのだ。

食用の身となる部位は想像以上に豊富である。白身魚の代表格としての鯛である。腐っても鯛ではなく、塩焼きにしても鯛、旨味は豊富に広がっているのである。鯛の刺身は贅沢なメニューではあるが、現在のところ鯛のかぶと焼きはそうでもない。これからも味わいたい魚類メニューのひとつなのだった。

春の訪れとともに口にした「ゴーヤチャンプル」の苦み

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昨日は東京にも桜の開花宣言がなされ、漸く春の季節到来となった。おいらの周りではまだ桜花にはお目にかかっていないが、早晩目にすることとなるであろう。

ところで春と来れば春の苦みである。太古の頃から「春には苦みを盛れ」と云われており、たらの芽、ふきのとう、タケノコ、等々の山菜類が珍重されてきた。おいらも先日には春の山菜の天ぷらなども味わっており、春の苦みには良き免疫にあずかっている。

ところがどっこい、其れ以上の苦みとして「ゴーヤ」「ニガウリ」と云った食材に遭遇していたのである。ゴーヤは夏に旬を迎える食材だが、春にも良い味わいを提供してくれるということを発見した。ゴーヤチャンプルはゴーヤを用いた代表的なメニューであり、そんなゴーヤチャンプルに舌鼓なのだった。此の苦味は尋常ではなく身体に染みてくるのである。

あらためて述べることも無いが、ビタミンC群をはじめ健胃効果のある苦味タンパク質も豊富なのである。夏だけの食材としておくには勿体ないこと限りなのである。

串揚げ専門店の「チューリップ」に舌鼓

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今では東京でも関西風串揚げ店が多く存在する。おいらが訪れた某関西風串揚げ店においては、「チューリップ」というメニユーが提供されていたので早速注文したところ、鶏肉の骨付きのメニューなのだった。

手羽中とか手羽元という部位を骨付きのままに裏返にして揚げたもののようなのだった。 手羽中、手羽元のどちらでも骨付きの部位であるので、鶏肉の深いコクを味わうことができて満足なのだ。

過去にはこんな「チューリップ」という鶏の揚げ物はポピュラーだったということもあり、今のこの世の珍しさに対する関心で注目が高まっている。

おいら自身にも久しぶりの味わいに舌鼓をたたきつつも改めて此の姿形の妙に見とれていたというべきなのかもしれない。

銘酒的焼酎「蕎麦玉」のそば湯割り

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おいらが好き好んでいる焼酎には一般的な麦を原料とするもの以外に様々が存在する。時々旨い焼酎に出逢うことがあるが、思いがけなく「蕎麦玉」という蕎麦焼酎に出逢ったのだった。

とてもマイルドであり蕎麦の香り漂う。原料的にも富良野蕎麦が原料100パーセントというくらいに特別なものらしい。そば湯割りにすればさらに美味しい。

十数年ぶりに味わった新宿歌舞伎町「番番」の焼きとん

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上州に帰省した帰りに新宿にて途中下車。数十年ぶりとも云える居酒屋「番番」に立ち寄っていた。歌舞伎町の真っ只中の繁華街に入るとすぐに「番番」の看板に誘われるようにして、おいらは地下店舗へと連なる階段を下っていた。

かねてより新宿東口歌舞伎町で飲むときには、大衆的焼き鳥店として、或いは〆の一軒として欠かすことのなかった店舗である。東京都心に住んでいた頃とは異なり都下に居住の臍を有しているおいらにとっては、ほぼ十五年ぶりかと思われる出没的訪問ではあった。

新宿歌舞伎町の焼き鳥の名店としての印象があるが、実際には焼き鳥店というよりも焼きとんを上手に焼いて提供してくれる名店なのだ。であるからして本日も鳥よりも豚のもつ焼きを多く頼むことになってしまっていた。豚もつ焼きの味わいは新鮮でコクが有り、以前と変わらずググっと来る。新宿歌舞伎町の焼き鳥、焼きとん店の銘店の座は今でも空かすことがない。

■番番
〒160-0021
東京都新宿区歌舞伎町1−16−12‎
03-3200-9354

年に数回くらいは良いだろうと、プリン体豊富な白子ポン酢を味わった

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白子とは主に鱈(タラ)の精巣がその身の食材である。ポン酢でしめたこのポン酢和えが一般的な料理ではある。寒い季節の季節感を感じさせる。近頃では鍋料理にもこの白子が使われるというが、勿体ないことこの上なく、やはり白子はポン酢に限るのである。つるつるっとした食感に、奥深いほんのりとした甘さと旨み。たんぱく質が豊かであり、ビタミンDやビタミンB12といった成分も豊富な食材である。たんぱく質が豊かであり、疲労回復の為の成分も豊富な食材である。

最大の 難点は「プリン体」が多いということで、通風もちのおいらにとっては鬼門的食材なのだが、それでもたまには口にしないとおさまらない。年間に数回くらいは良いだろうと口にしたのだが、有り難くもあり危険 でもある、扱いが難しいことこのうえないのである。

晩酌の〆には「浅利アマランサスうどん」が最適なのだ

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晩酌の後には麺類を食することが多いのだが、中でももっとも〆の一品に相応しいのが「浅利アマランサスうどん」なのである。浅利とアマランサスうどんという取り合わせは、飲兵衛にとってはとても優しく、肝機能の健康維持にも役立っている。まさしく飲兵衛にとっての救いの神的メニューである。

そもそも浅利(あさり・アサリ)という二枚貝の代表的食材は、ビタミンB12、鉄分、葉酸、タウリン、等々の栄養素が豊富であり、肝臓の機能を活性化し血液の浄化にも役立つとされている。同じく二枚貝のシジミにも同様の栄養素が存するが、浅利のほうが食べ応え噛み応えあり、胃腸の浄化感も抜群であり、うどんの具材としてもマッチしている。此れがシジミよりアサリという根拠の一つである。

もう一つの重要食材としての「アマランサスうどん」であるが、岩手県軽米町が原産の逸品で、南米原産のヒユ科ヒユ属の穀物であり、タンパク質や繊維質、鉄分が豊富なことが知られている。ツブが小さな雑穀であり、主にうどん用の粉として重用されることが多いようだ。此のアマランサスが満開する畑の光景は絶景である。

http://www.midori-kikaku.com/blog/?p=6464

初春の「筍煮」はまさしく季節の味わい

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春の筍がいまの頃には素材になっている。ことに呑兵衛たちが蝟集する居酒屋界隈においてはさま様なメニューとして提供され、春の味は筍に依っているといえるほどである。筍という食材は焼いたりふかしたりされているが主なものは煮て提供されている。筍煮の何たるかは、ここで説明すべきもなく日本料理の基本的なレシピの一つである。こんな基本的料理が味わえることにはいわゆるひとつの慶びであつたと云って良い。

ファンモン解散後の「宮城」の「ファンモンラーメン」は当時のまま

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ファンモンこと「‪FUNKY MONKEY BABYS‬」が解散したのは昨年2013年6月のことであった。1年弱の時間が経過してから初めて、おいらはラーメン専門店「宮城」を訪れ「ファンモンラーメン」を味わっていた。同店舗で「宮城」では本日もファンモンのファンと思しき女性のグループが陣取ってファン同士の交流を行なっていた。未だに同店はファンモンマニアの聖地の一つであった。

そもそも「ファンモンラーメン」とは、八王子ラーメンの基本を踏襲した宮城ラーメンをベースに、濃緑の海草のようなもの「岩海苔」がどぼっと載っている。大量の海藻がトッピングされてい るのであり、この海草こそが、メンバーモン吉がお気に入りの岩海苔なのだ。ファンモンによるプロデュースによって生まれたのだ。つまり、「ファンモン麺」とは 「ファンモンのファンモンによるファンモンのためのメニュー」だということになる。たしかに岩海苔は八王子ラーメンのスープに良く馴染んでいて美味しいの だから、ファンは口コミネットワークなどを経て、益々ファンモンの味に群がるのだろう。

■ラーメンのデパート 宮城
八王子市子安町 4-26-6
電話 0426-45-3858

八王子のパスタ専門店「PiaPia」のナポリタン

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地元八王子はナポリタンの専門店が数多く存在するということを、おいらはつい先日に知ったのであつた。そんな先入観もあり、地元散歩のかたわら立ち寄ったのが「PiaPia」というパスタ専門店。迷うこと無くおすすめ一押しのナポリタンを注文していた。

甚大な期待の後に出されてきたのは云わばありきたりの、ケチャップ味のナポリタンそのものではあった。それでも玉ねぎやウインナーソーセージの調理法は正に抜群のものであり、それなりの正統的ナポリタンの味を味尽くしたといつてもよい。和風パスタの代表的メニューであるナポリタンの、正当なるレシピを受け継ぐ店舗の味として馴染みになりたいという思いを強くしていたのであった。

■ピアピア (PiaPia)
東京都八王子市三崎町2-3

「カレーコロッケ」は揚物界のニューウェーヴの味わい

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コロッケとはそもそも洋食でありながら日本の大衆食の代表でもある。主にジャガイモを原料としているが、ひき肉、カボチャ、クリームソース等々を原料としたものもある。それにも増して意外な材料の「カレー」を原料にしたのが「カレーコロッケ」。カレー味のジャガイモコロッケではなくて、カレーが丸ごと具の原料として用いられている。

箸で衣を突つくととろりとしたカレーがしみ出して行きピリリとした馴染みの辛さがのどを突つく。此の具材はインドカレーや洋食カレーではなくとろみの備わった日本風カレーでなくてはならないのである。

馴染みの居酒屋のランチメニューとして出していたカレーの残りを使ってコロッケにしてみたのが、此の新メニュー誕生のきっかけだと聞いた。まさに揚物界のニューウエーヴの味わいなのである。

長き冬の風雪に耐えて庭のチューリップが芽吹いていた

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本年の冬は例年になく長くて厳しいものであった。都内に位置する我が家においても百年ぶりだとかの大雪が襲っていたのであり、今年の春の到来は例年とは比べるべきも無く深く深く待ち望んでいたのであった。

そんな春の到来を本日おいらは感じ取ることが出来た。それは我が家の庭でチューリップの若芽が芽吹いていたことに依っている。今年くらいの厳しい冬を越して春の芽吹きに遭遇するなどということは考えすることさえ出来なかったからなのである。

昨年までの春咲き球根類がそのまま風雪に耐えて生き残り、チューリップやアネモネなどのこれらの球根類が春の息吹に刺激されて芽生えたものと思われる。人間の手の及ばないところでも自然の芽生えが継続されていることに、とても嬉しい思いがあった。すっかり寒さが浸透して中々冬を通り過ぎることが出来ないようなこんな季節の中でも、根を広げてまっすぐ上を向いていた、そんな球根の芽を見つめると、春の来ない冬は無いということを実感した。

八丈島の地元グルメ「島寿司」を味わった

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八丈島の地元が発祥という郷土料理の「島寿司」を味わった。江戸前とは異なる郷土色としての美味しさを充分に堪能することとなっていた。

そもそもこのメニューとは、白身魚のわらさを「醤油漬け」にしたものが素材である。一般的な握り寿司と異なり、わさびの代わりに練りがらしを用いているのも特長である。練りからしが握りの寿司に似合うことはこの島寿司を味わえば納得のかぎりなのであった。

「とんとんのまち前橋」でマスコットの「ころとん」に遭遇

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何時からだったかは知らぬがおいらの古里前橋は、「とんとんのまち」と呼ばれている。とんとんとはすなわち豚のことを指しており、豚肉の飼育、生産量が多いということからこのキャッチフレーズが名付けられている。おいらの知る範囲で云えば、大胡周辺や赤城山山麓界隈にて養豚所が数多く存在している。空っ風に代表されるような上州の云わば厳しくもあり逞しくもある吹きっさらしの自然環境で育てられた豚は、主に食用に供されるのだが、大自然の環境で生育した豚肉はそれだけでも貴重な食材なのだから、これを前橋のシンボルとして打ち出そうと画した市の広報関係者たちの努力には敬服する次第である。近頃はおいらも、「とんとん」のポスターやのぼりが掛かるお店が在るとどんなもんかと足を踏み入れてしまうこと多かりしなのである。

ところでとんとんのまちこと前橋のマスコットキャラクターは、豚のぬいぐるみで此れの名前を「ころとん」という。丸々とした豚の姿のぬいぐるみである。前々から知ってはいたが、本日は初めて「ころとん」に遭遇することとなっていた。前橋市民にもなかなか人気が浸透していると見えて、同時にハグを求めたり一緒に撮影を願ったりという光景にも遭遇することとなっていた。

佐村河内守の「謝罪」会見パフォーマンスに一言

今頃になってのこのことマスコミに出てきた佐村河内守が謝罪会見をしたというニュースに接しておいらは、この男の精神分析には此後は特に関心を持って見て行きたいという思いを改めて抱くこととなった。謝罪会見の全てを目にした訳ではないが、一つにはこの男は自分自身の脳内空間には己の自己満足的完結にしか関心の的がないのではないかということだ。自己完結させた謝罪やら反論やら、新垣隆氏に対する恫喝めいた発言等々、まさに矮小な世界観を露わにしている。こういうものを滑稽至極と呼ぶのもまたさもありなんということなのか・・。

映画「小さいおうち」の黒木華さんの演技にドキドキ

http://www.chiisai-ouchi.jp/index.html
山田洋次監督による映画「小さいおうち」を鑑賞した。この映画では家政婦を演じた黒木華さんがベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞したこともあり、ひっきょう初めから最後まで黒木さんの演技にドキドキ、ウキウキなのだった。けっして美人顔ではない黒木さんの独特な存在感、役柄に同化しきったプロ根性といったものには惹き付けられない訳にはいなかったのである。山田洋次監督の丁寧な演出に感心しつつ、黒木さんの役柄は彼女ならではのドキドキ感を感じさせるに充分なものだった。

物語の時代背景は支那事変から太平洋戦争へと突入する近代日本における暗黒の季節なのだが、戦争の足音をさりげなく小市民の生活感によって描いているのが秀逸である。プロパカンダにけっして陥ること無く、時代の生活感を皮膚感覚までに昇華して表現することに成功している。

物語の後半部分で、黒木さん演じる女中がはじめてと云ってよいくらいに唐突に、若妻こと松たか子に意見するシーンがある。困難な時代においても自らの恋心を抑えきれずに若妻を難詰する。緩やかに進行していた物語のトーンが一挙に緊張感を有して行く場面である。

小さなおうちに行き交う人々の愛と憧れ、そして若き人妻と美大出身の若き男との不倫関係、若妻に仕える黒木さん演じる女中と若妻との魂の交流や葛藤、等々のテーマが渾然一体となって、良質な映画らしい映画に仕上がっているのである。

春夏を告げる「空豆」の焼きを味わったのだ

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春から夏を告げる巨きな青い豆が「空豆」である。通常は茹でて味わうものだが、焼いても旨く、少々硬いが身が締まっていてかえってその野趣を味わうことができる。特に弱火でじっくり時間を掛けて焼いた空豆には頬が緩んでしまうくらいだ。さやごと火に掛けるので焦げたさやを目の前にするとグロテスクではある。それでも手で裂いてみれば、鮮緑色のはじけるような豆の生命感を感じるのであり、そんな豆の身を見るにつけ漸く春の季節の到来を実感することとなった。

見た目も青々としていて、豆類の中では大降りの存在感を示すのが、この季節の「空豆(そらまめ)」である。名前の由来は、豆果が空に向かってつくため「空 豆」とされたという説が有力である。これからの季節には、「空豆(そらまめ)」が酒場のメニューにのる機会が増えるのであり、チェックも怠り無くなるのだ。空豆については豆の大きさが特筆されるが、大きいことは良い事だということばかりではないのである。押しの強い見た目に加えて、ビタミンB群をはじめとす る栄養素豊富であり、食感もまた他には得がたいものがある。豆の生豆として味わうならば、空豆を第一番に推奨するのが常識的でもある。

Windows XPパソコンが急激なパワーダウン

おいらが愛用しているXPのノートパソコンが、最近になって急激なパワーダウン。長い付き合いのマシンであるが、此れまでサクサク動いていたマシンが、まるで何かの病気に罹ったかのような状況なのだ。ネットサーフィンさえままならなくなった急激なパワーダウンの原因は何なのだ?まさかとは思うが、この4月だかにXPサポートを終える為のマイクロソフトのパフォーマンスなのではないかと疑ってしまう。

キムチ鍋と稗そうめんはとても相性が良い

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冷蔵庫に残っていたキムチを使って「キムチ鍋」をつくった。キムチ鍋のもとと共に古漬け風のキムチの酸っぱい汁が良い出汁を出している。

具材は豚肉、白菜、葱、茸類などと当たり前のものだが、植物性乳酸菌の独特の酸っぱい出汁のおかげで食欲も上昇。具を食べ終わった後の〆には「稗そうめん」を用いたら、これまた酸っぱい乳酸菌の出汁を吸ってするすると良い音をたてながら喉に吸い込まれて行ったのだ。