上州発B級グルメの「ソースカツ丼」を食した

katsudon01katsudon02上州前橋市内の「なかや」というカツ丼専門店にて「ソースカツ丼」を喰らったのだ。上州前橋が発祥とされるその「ソースカツ丼」は、豚のヒレ肉を食べやすいくらいにカットしてから揚げたという絶品のカツを揚げ物にして絶品のソースにくぐらせてご飯の上に乗せて完成したという、とてつもなくシンプルでありかつ絶品的カツ丼にありつけていたのではある。甘辛く濃い目のソースタレがシンプルなヒレカツに染みている。トントンの街の上州豚はそれほど自己主張をすることなくして地元民に受け入れられているのである。「ソースカツ丼」もB級グルメの一級品として評価すべきであり、此れもまた故郷の味の一つとして認定したくなった逸品なのではある。

■かつどん なかや
群馬県前橋市千代田町2-5-5
TEL 027-234-6152

インドの豆料理「ダルタルカ」を食らう

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上州前橋に帰省中のインドレストランで旨いカレーに遭遇した。豆を使った料理で「ダルタルカ」という。インド特有の「レンズ豆」という種類の豆をじっくりと煮込んで、インド料理なのにあっさりとした食感だ。辛さは調節できるので、おいらは「普通」の上の「中辛」を注文。本格スパイスがピリリと効いた辛味のアクセントは、やはりインド風ならではのものだ。

■パナス
群馬県前橋市本町2-3-5 TKM前橋本町ビル 1F

東北の恵みの「ホヤの酢漬け」で一献

hoyasu01所要で立川を訪れた後「酒亭 玉河」で一献。つまみはこの時季にこそ旨い「ホヤの酢漬け」である。「海のパイナップル」とも呼ばれるホヤの刺身が旨い季節になった。外見はグロテスクなことからなかなか口にしない日本人も多いというが、この味を知ってしまったら食べないわけにはいかないと云えるくらいに逸品の味わい。軽く酢で〆たものが素材の味を引き立てている。東北の地場食材としてもっとも愛着に満ちた逸品である。まさに東北からの恵みの味だ。外見はグロテスクなことからなかなか口にしない日本人も多いというが、この味を知ってしまったら食べないわけにはいかないと云えるくらいに逸品の味わい。軽く酢で〆たものが素材の味を引き立てている。東北の地場食材としてもっとも愛着に満ちた逸品である。まさに東北からの恵みの味だ。

上京して間もない頃のおいらは、「ほや」は食べられなかったと記憶している。原始的記憶以降のものであるので、その信憑性は大である。いつから「ほや」が食べられるようになって、しかも何時からかは「ほや」こそ酒の肴の逸品であると思うようになったのであるから人生はまた不可思議なのである。日本における主な生息地は東北の北東部であろう。一部では「海のミルク」などと称されることもあるようだが、決してミルクのような味わいはないだろう。むしろ、磯の香りがぷんぷんと漂っていて、とてもはじめての人にとっては箸を付けたくないような、そんな香りの肴なのである。

■酒亭 玉河
東京都 立川市 曙町 2-12-19 B1F

数の子の無い自家製「松前漬け」は良い味わいだ

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先日は「松前漬け」を漬けたのだ。そして食したのが本日なり。その材料は北海道産の千切りにされた昆布とスルメイカがセットになって売られていた。これを醤油ベースのたれに2~3日漬け込んで味わう。我家の常備的つまみの一つとなっている代物だ。そもそも「松前漬け」と称しているように、北海道松前町界隈の郷土料理を発祥としており、今では東京をはじめ全国的な漬物の一つとして広まっている。スーパーや百貨店等々に於いては、高級食材としての数の子を用いたものが売られている。数の子が入った「松前漬け」は確かにその高級素材が入ったことにより、食感やマイルドさにおいてスルメと昆布だけのものよりも際立っている。これだけで比較すれば、シンプル的松前漬けの立場は極めて不利な状況だ。改めて思うに自家製の「松前漬け」には数の子は蚊帳の外である。これは新鮮な数の子が手に入りにくいということに加えて、シンプルな松前漬けこそが酒の肴としてはピントの合ったつまみであるという認識に基づくものなのである。おいらがかつてから今までずっと食していた「松前漬け」は昆布とスルメイカによるシンプルなものであり、酒の肴としてはとても絶品な代物なのであった。「松前漬け」のセットは安価でありながらとても酒にぴったりくる、逸品の肴として重宝していた。そんな思いを抱きつつ、自家製の松前漬けを肴に晩酌の日々なのであった。

焼きそばと紅生姜の相性は抜群なり

yaisoba001ちょいと胃袋を満たしたくなり、焼きそばを食したのであった。添えられていたのが定番の「紅ショウガ」である。千切りにされたショウガを赤い色素に染めてひときわ鮮やかな添え物としての紅ショウガが出来上がる。比較的脂質が多い焼きそばの脂っぽさを中和させる作用がある。云わば焼きそばに紅ショウガとはベストパートナー。焼きそばに紅ショウガはよく似合うのである。ショウガに接する機会と云えば、他にも寿司に添えられるガリがある。ガリの方が実際には色素や調味料を用いていないので、よりフレッシュな味わいだ。だがおいらは寿司のガリよりも焼きそば用の紅ショウガの方が好きなのだ。脂っぽい焼きそばとのコンビネーションに満足するからだろうか、或は別の理由があるのか知らぬが、此の紅ショウガを食べたくなったときに焼きそばを注文するというおいらの癖はこれからも継続して続いて行くのだろう。ショウガに接する機会と云えば、焼きそばの他にも寿司に添えられるガリがある。ガリの方が実際には色素や調味料を用いていないので、よりフレッシュな味わいだ。だがおいらは寿司のガリよりも焼きそば用の紅ショウガの方が好きなのだ。脂っぽい焼きそばとのコンビネーションに満足するからだろうか、或は別の理由があるのか知らぬが、此の紅ショウガを食べたくなったときに焼きそばを注文するというおいらの癖はこれからも継続して続いて行くのだろう。

変り種餃子「鶏皮餃子」を食す

torikawagyouza01地元の居酒屋で変り種の「鶏皮餃子」というメニューを食したのだった。メニュー表を一見したところでは「鶏の手羽餃子」なのだろうと早合点していたのだが、よく見たところ手羽餃子ではない。手羽餃子はある種ポピュラーなメニューになりつつあるが、おいらはこれが中々合点がいかぬ、邪道的メニューとして捉えているところなのだ。それにひきかえ出されていた「鶏皮餃子」は多分はじめて食する代物だったが、当初の予想以上に美味しくいただいたのである。先ずとりあえずは口にしたところ、照りの利いた鶏皮の食感は、コラーゲン的潤いを彷彿とさせる味わいなのであり、軽く噛み切れるほどの弾力がナイスである。ナイスナイスを何度も口にしたくなるくらいにぐいっとくる。噛み切った奥には馴染み深い餃子のあんが待ち構えていた。

地元の居酒屋にて旨いじゃが芋煮を喰らう

sinjagaimo01新じゃが芋の旨煮というのは崩れやすくて調理がしにくいということだが、それでも出来上がって提供された料理は、とても食欲をそそる出来栄えなのだった。「新じゃがいも」は、通常の年を通して流通されるものに比べてみれば、まずは皮が薄く柔らかく、大きさは小振りである。固い殻を纏う前の、いくぶん無防備な姿かたちを印象に写し取る。半面で見ればそれだけ瑞々しい細胞に満ちていることでもある。通年的なじゃがいもの皮はアクが強いためになかなか口にすることは難しいのだが、丸ごと調理に向き、薄皮もまた野性味溢れて味覚を刺激してしまうのだから食べない手は無いくらいなのである。皮が薄く瑞々しい新じゃがには出汁や肉の旨味が奥深くまでに染み込んでいくのであるから、通年食材としてのじゃがいもでは作れないという逸品として通用するのだ。

たくみの里「大寧寺」の紫陽花を観察

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA昨日はたくみの里に滞在していたおいらである。期待していたホタルに出逢うことも叶わず気分は落胆の極みであったが、それでもおいらは気を取り直して、ホタルが飛ぶはずもない朝の「大寧寺」周辺を散策していたのだった。別名「紫陽花寺」とも呼ばれる大寧寺の周辺には、野生に繁った様相のままの紫陽花が咲いている。だが本日訪れてみて観察した限りでは、少々時季が早いのだった。未だ色づきが足りないのだ。もう少し暑さが染み渡ってきた頃に、紫陽花も、そしておいらが邂逅を願うホタルが行き来する光景が、このたくみの里の界隈にて展開されるのであろう。

■大寧寺
群馬県利根郡みなかみ町須川98

上州「たくみの里」を訪れたのだ

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAtakumi01takumi02takumi03takumi04上州こと群馬県みなかみ町の「たくみの里」を訪れたのだった。上州の最北部に当たる地域の一帯は、おいらの母の実家が在り、おいらにとっては第二の故郷とも呼ぶべき特別な場所である。夏休みやその他定例の休暇があればよくこの場所に通っていたものである。夏休みの一時には必ず其の地に居を得ていたのだ。其れくらいにおいらと母の出身地であるたくみの里との繋がりは深いのである。当地域には20数軒の体験型の工房が点在していて、子供から大人、高齢者に至るまでの老若男女が、様々な工房にて、ものづくり体験が出来るので、今では北群馬の人気の観光エリアとなっている。母の実家の家屋では今ではおいらの従姉妹の人が営む手作り雑貨の人気店となっている。久しぶりに同店舗を訪れたのだが、丁度従姉妹の人が店案内をしてくれたり、パートナーの作家の人との昔話に花が咲いたり、第二の故郷としての実感を身に再体験するような特別な時間を過ごすことが出来たのである。日本の原風景が残る故郷の一つとしての評価も高まるたくみの里には「熊野神社」という極めて素朴な風体を漂わせる一帯がある。スラリと伸びて巨大な樹々が生い茂り、境内には澄んだ水が流れる水路が走り、幼少の頃に読んだであろうお伽噺の舞台が再現されたかの印象を抱いていた。惜しむらくは、従姉妹の経営するショップ工房を離れる時から急激なる豪雨に見舞われてしまい、宿に着いても一向に雨が上がる気配もなく、一つの目的としていたたくみの里にてのホタル観賞が出来なかったことである。時期的にも少々早かったようだが、それにしてもついさっきまでの豪雨に打たれてしまってはホタルに逢うのも不可能となってしまったのだった。

「手羽先串焼き」は鶏串焼き料理の定番であるべきである

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焼き鳥が売りだという地元の居酒屋「金太郎」にて一献。焼き鳥メニューの中にある「手羽先」「トリ軟骨」そして定番の「ネギ間」を注文した。そして待つこと15分あまりで、久々の地元での焼き鳥メニューにありついたのだった。豚ではなく鶏肉の焼き鳥店としては、八王子市内のライバルにおいても一目置かれる、謂わば安定感のある定番的焼き鳥を提供するのが金太郎なのだ。

■金太郎 旭町店
東京都八王子市旭町6-12

定番のネギ間やトリ軟骨は頻繁に食べているメニューだが、「手羽先」は時々気が向いた時のみに注文するといった代物だった。然しながらに今回は特別に頼んだ「手羽先」の串焼きに夢中になってしまった。なにしろ他の鶏肉の串料理には比べようもないインパクトの鶏肉のコラーゲンが満溢しているのであり、此れをシンプルに串に刺して炭火で焼き上げて、これだけ旨味満点の料理として提供されたのだから、驚きが大きかったと云えよう。鶏肉料理の定番に手羽先串焼きを加えることを提唱したい。

ブロッコリーのきんぴらはこの季節の常備菜なのだ

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ブロッコリーのきんぴらを料理を作って食した。ブロッコリーが美味しくなる季節である。通常は茹でて食べたりするのが慣わしの食材なのだが、きんぴらもまた季節感を充満させるに相応しい逸品料理なのであった。茎の部分が絶好のキンピラ食材になるのである。ビタミンB、C、カロテン、鉄分、等々の栄養素を豊富に含んだブロッコリーは、この時期が旬であり、とくに葉のついたものは国産品として流通し、人気である。蕾の塊の部分をさっと茹でればその独特の香りや触感に魅了される。食材となるのは蕾のところばかりではなく、茎の部分も栄養価が高く、捨てるにはもったいないので、おいらはこの部分をきんぴらにして食べる習慣がある。今回も蕾を調理した後の茎を用いてきんぴらにした。少々固いが食物繊維が豊富で、牛蒡とともにきんぴら料理にはもってこいの食材なのである。

地元ラーメン店の味噌ラーメンに舌鼓

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地元のラーメン店「やまん家」にて味噌ラーメンを食したのだった。これが程よい愛嬌的な温かさをもたらしてくれたのであり、絶品とも云うべきなのかもしれないと思うなり。そもそも今流行のサプリメントの類では代用できない、生野菜がかもす味わいを求めているからなのだろう。モヤシ、キャベツ、人参がたっぷり入って、炒めて煮込んだ野菜を口にしていると、どこかで安らかな気持ちにひたってしまうのだから、これが良いのか悪いのかは実はわからないのだった。

■麺工房 やまん家
東京都八王子市子安町4-10-9 西村ビル 1F
042-634-9044

日本食の「冷奴」にて一献

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日本食の定番とも云うべき「冷奴」を食したのだった。大豆の実から数々の工程を経て作られる豆腐の味わいと共に、ネギ、鰹節、生姜といった薬味の絶妙の美味さもまた「冷奴」の美味さを際立てているのである。

韓国の朝食でフレッシュな1日がスタート

kankokub011日の始まりの朝食で、日本食以外を食べる機会はあまりないが、本日は美味い韓国の朝食にありつくことが出来たのでラッキーだった。キムチに始まり韓国のり、チヂミ、ナムル、わかめスープ、等々がテーブルを敷き詰めていて、前々から韓国料理は前菜が豊富に並べられると聞いていたが、実際に目にすると流石の光景である。見目ばかりにあらず、口にすれば素朴でありながら飽きが来なくて清々しいという、食欲を増す要素が詰まった朝食だったのである。常備菜と呼ぶべき作り置きのメニューもあるが、湯気が立った温かな料理もまた提供されたのであり、キムチチゲはまさにその一品であった。大根をはじめとする野菜類が酢辛いキムチの風味で煮込まれ、朝の目覚めを心地よく刺激していたものであった。

屋久島名物の「サバ節」で酒が進むのだ

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某居酒屋にて屋久島の名物だという「サバ節」をつまみに一献かたむけていた。初めて食する当地名物料理は、かつお節とはかなり異なっていて、酒の肴なり得る存在感を有していたのだ。かるく炙って燻製にされた半生のサバの香りが鼻をピンと突いた。そして口に頬張れば、魚特有の程よい臭みやエグミとともにサバ特有の脂の香りが漂ってきたのである。半生的な保存食のようであり、なおかつ当地料理としての鮮烈さも兼ね備えている。酒が進むこと進むこと、まるで大滝から流れ落ちるアルコールのごとくである。こんな個性的な酒の肴は滅多にない。

うなぎの肝焼きで暑気払い

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冷たいホッピーにうなぎの肝焼きで一献。暑い日の暑気払いには、この鰻の肝に限るのである。まだまだ丑の日には程遠いのだが、経験的に「うなぎ」が夏の体力消耗に効果ありということを知っているおいらは、無意識裡にうなぎを求めていたのだろう。ところで土用の丑の日にはうなぎを食べるという習慣は、文政時代に平賀源内さんが提唱したという説が一般的だが、ただ体力の落ちる夏場に栄養補強するという意味合いばかりではなさそうなのである。かえって、夏場にはうなぎが売れない業者達の苦肉の策として、土用の丑の日が提唱されたという珍説もあるくらいであり、二百年もの時代をさかのぼって時代考証を行おうとしても無理な話であり、ここはそっと、うなぎと平賀源内さんとの個人的な相性の良さを思い浮かべてみるくらいが宜しいのだろう。

本格派ぬか漬けは胃腸も心も癒すのだ

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地元の立ち飲み風居酒屋にて旨いぬか漬けにありついたのだった。胡瓜、人参、大根のどれもがじっくり漬かった古漬けだった。本物の旨いぬか漬けに出会うことは貴重な体験である。大手のスーパーで売っている「ぬか漬け」では本当のぬか漬けの味は味わうことが無い。よくある塩漬けの漬け物とは異なり、まろやかな酸味が口の中でハーモニーを奏でていた。植物性乳酸菌が胃袋に侵入して弱った胃や腸を調えてくれるようでもある。そんな滅多に出逢えることの無かった逸品の日本の料理なのだった。

立川「玉河」の正統派串かつにて一献

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立川に立ち寄った帰りに「玉河」という居酒屋にて一献。先ずは串かつを食したのだった。此処の串かつも関東風の正統派であり、充分に旨く大阪界隈のジャンクフードの串揚げとは似て非なるものであり、堪能した。串かつのネギと豚肉のハーモニーの絶妙さを思えば串揚げなどは邪道的フードとしか思えない。おいらは串カツが大好きである。豚肉のカツと揚げられたネギの甘味と香ばしさとの調和した味わいは、串カツならではのものであり、関西的ジャンクフードこと串揚げの比ではない。串揚げには断然勝っていると云ってよいのである。かねてから思うに、串揚げを食べてもなかなか満足できないものがあったのだが、しかしながら、あえて限定すれば関東風の串カツ口にしたときの感動や満足感は、他を圧倒していたものなのである。関西ジャンクフードの限界とともに、関東圏の食文化の歴史を改めて感じ取ったという訳なのだ。そもそも関西的串揚げには無くて串カツに有るものとは何か? まずはその豚肉とネギとの相性の良さであろう。豚肉の質、ランクはそれ程良いものを求めなくても、豚カツとネギ揚げとの相性の良さで、串カツの美味さは決定付けられると云っても良い。

■玉河
東京都立川市曙町2丁目12番地19

タイ料理専門店「味庵」にて本格的「ガパオごはん」を喰らう

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仕事のお昼休みに西八王子に出かけ、タイ料理専門店の「味庵」に立ち寄ったのだった。昼のランチメニューの中には「ガパオごはん」というタイ料理的定番的メニューがありひれだ食べたくなって仕方がなかったといえよう。予め注文時には、店主さんから「とても辛いですが大丈夫ですか?」という質問を受けていたが、大丈夫の一言で片付けていたことはおいらの誤りの一つだった。其れはおいらが想像していた以上に辛味がガツンとしていたのだった。ガパオの材料はといえば、豚ひき肉とタイ的野菜の他には、タイの調味料による味付けが基本である。それでも日本の野菜や肉類を使用しているので、とても日本人としては身近に感じる。「ガパオごはん」とは、ある種の日本人の外来的味覚の一つであると云えるのかも知れない

■味庵
東京都八王子市台町4-44-2

「麻婆なめこ」は吃驚の逸品なのだ

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「麻婆なめこ」を作ったところがこれがびっくり! おいらの大好きな食材ことなめこを中華風に料理してみたところが、これがびっくりの逸品だったのである。おいらの好きなメニューの一つに「麻婆豆腐」が挙げられるが、今では「麻婆茄子」「麻婆春雨」など様々なバリエーションが登場している。云わば「麻婆家族」と云っていいくらいだ。ときどきおいらが具に選択するのが「なめこ」である。水煮していない生のもので、特に大ぶりなものが好ましい。つくり方としては麻婆豆腐と大きな違いは無い。少量のひき肉を炒め、生のなめこを少し火にかけ、醤油、甜麺醤、豆板醤、砂糖、酒、等の調味料で味付けをし、最後に片栗粉でとろみをつける。なめこ自体の天然とろみが効いていて食感が抜群なり。通常の半分程度の豆腐を合わせれば、味もまろやかで食べやすい。このメニューはあくまでおいらのオリジナルである。他の食堂、中華屋、等では見たことが無い。お試しあれです。

ところで一昔前には「なめこ」というのは小さくてぬめっとした感触が特徴ではあった。成長しきらない途中のぬめぬめ感を強調する様ななめこが、真空パック的な入れ物にてスーパーマーケットの食材コーナーには並んでいた。だが、近頃ではそんな昔式のなめこを横に見ながら、大きな生々しいなめこが見入られることが多くなっている。実はおいらも近頃の大きななめこが大好物なのであり、味噌汁や蕎麦の付き合わせにはかかすことが出来ないのだ。