おいらの故郷上州の酒の決定版は、この蒟蒻芋焼酎かもしれない。氷を入れてロックで口にしたが、さわやかな蒟蒻芋の香りが滲みていたのだ。
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個展4日目は生ビールでお疲れの乾杯
「小林活夫展 相貌」がスタートして4日目となる本日は、ほぼ会場に居座って、会場を訪れる人達の相手に勤しんでいた。夕刻からは旧友のアキン氏が来場し、写真もバチバチと撮影してフェイスブックにアップしてくれたので、其のページをリンクしておきます。自分以外の人が撮影してもらった作品の写真が、此れほどリアルに目にすることが出来たことを感謝。
https://www.facebook.com/akin.tanaka?fref=nf
その後、アキン氏と美術教師の某女史と共に会場近くの居酒屋へと足を運び、暑い一日の終りの生ビールでの乾杯となっていたのだった。
汗だくで「天賑」の「ラージャンメン」を喰らう
故郷前橋に帰省中の本日の昼食は、人気中華料理店「天賑」へとおもむき、当店の人気ナンバー1メニューの「ラージャーメン」を喰らっていた。以前に当店へ来た時は普通のラーメンを食していたところ、周りの客の過半数が此のメニューを食べていたので、その時以来無性に食べたくなっていたのだったが、朱々した其のスープの激辛風の見てくれからも猛暑の日には不向きだと思いつつもそんな邪念を振り切って注文していた。そして口にした味はと云えば、クーラーが効いている店内において否応なく溢れ流れ出る汗を拭きながら、猛暑満天下のラーメンを啜っていた。実際のスープは見た目ほどの辛さは無くて、多種類の野菜の出汁が染みこんで適度のピリ辛が心地良い。夏を代表する食材の茄子が大振りにカットされてスープ中に泳いでいたのが、夏らしさを表現している。そして麺もまた夏らしくガツンと太くて噛み応えあり。人気店の人気メニューであることも納得できるのだった。
■天賑(テンシン)
群馬県前橋市千代田町4-11-19
027-233-4795
真夏に役立たない、うん十年前のエアコン
「上州カミナリ揚げ」は上州ならではのメニュー
上州ならではの鶏肉の唐揚げに「上州カミナリ揚げ」というメニューがあり、久しぶりに故郷の味を口にしていたのだった。鶏肉の唐揚げ料理は数多くの地域にて地元料理となっているが、上州にも「上州カミナリ揚げ」という逸品的メニューが存在する。鶏肉を揚げたものだが、その衣にはスパイシーな香辛料がじっくりと味付けされている。さらには鶏肉自体にも味が染みこみすぎているほど味が染みていて、口の中では満腹感でいっぱいになっていた。そしてこれはまるで、信州自慢の「山賊焼き」に匹敵するかそれ以上かの思いが立ち込めていたのだ。揚げ物料理なのに鶏肉の活き活きさとスパイスの刺激がマッチしていて、地元が誇るべき鶏料理の一つであるという評価にいたったのである。信州の山賊焼きとは、鶏肉のから揚げだが、東京でよく食べるものとは味付けや調理法が異なっている。主にモモ肉を使用し、醤油とにんにくの付けダレに数時間置きじっくりと漬け込む。それに片栗粉をまぶして揚げる。素朴な料理だが、パンチのある味わいが信州らしい。これを蕎麦に乗せたのが「山賊蕎麦」であり、信州では天ぷら蕎麦にも負けないくらいにポピュラーなメニューとなっているのである。それ以上のインパクトをもたらした「上州カミナリ揚げ」こそ天晴れである。
「登利平」の「上州御用鳥めし松重」で一献
入院中の両親に「鰻丼」を差し入れしたところ、普段より食欲が増したと見える。やはり我々日本人にとって、パワー食材としての鰻の神通力は侮りがたいものがある。そんな今日のおいらは病院からの帰り道に立ち寄った「登利平」の「鳥めし松重」を突付きながら一献。あっさりムネ肉とコクあるモモ肉の二種の鶏肉が味わえる逸品である。上州前橋では「とんとんのまち」などと豚肉料理がピーアールされているが、実は豚肉料理以上に美味いと評判なのが鳥めしだ。もう少し詳しく説明すると、「登利平」の「上州御用鳥めし」という。郷土色豊かな弁当として市内のさまざまな場所にて購入できるほか、市内5箇所の直営お食事処にて出来立ての鳥めしを味わうことができる。旨み豊かな鳥の腿肉を薄くスライスしたものを丁寧に焼き込んでいる。そして下に敷かれたご飯にはあまからい特製のたれがしみこんでいて、鶏肉とこの甘辛い特製たれとの相性はまさに絶妙のひとことであり、しごく食欲をそそるのだ。昔から親しんできた郷土の味なのである。
■登利平 前橋けやきウォーク店
前橋市文京町2-1-1
上州の郷土食「こんにゃく刺し」を味わう
両親の入院で緊急帰郷也
本日は午前3時台の、救急隊員の人からの電話のコールで叩き起こされていた。実家に暮らしている父が転んで骨折を起こしたようで、救急車で運ばれているとのことであり、これから収容先の病院へ来てくださいとの話であった。其の夜明け前の時間に電車に乗ったことは無かったが、何とか故郷の病院へと辿り着き、病棟の父親との対面となっていた。簡単に述べれば、昨日の夜半に台所で転んで尻餅をついたことが原因による、腰骨の圧迫骨折だという診断だったので、そのまま入院となってしまっていた。本日はまた、母が総合病院への検査入院が必要だということで、其の関係の立会い等々も在ったのであり、これから数日は故郷の両親への対応に追われていきそうである。数日は故郷に留まる必要がありそうなのである。
「餃子のニューヨーク」の手打ち餃子で一献
手打ち餃子が美味い立川の「餃子のニューヨーク」を久しぶりに訪問。やはり「手打ち」と称している此処の手作り餃子は、それなりの餃子皮のモチモチ感が舌にも心地よく食欲をそそる。先日おいらは餃子の街として名高い宇都宮を訪れて食べ歩きをしたのだが、其の時の漫然とした風体の餃子に比べて、味覚的にも視覚的にも遥かにフレッシュである。もっと云えば漫然とした風体の宇都宮餃子にがっかりしていたおいらを、再度餃子の魅力に惹きつけていたのが、此処「子のニューヨーク」の餃子だったのである。今回注文したのは変わり手打ちの「生姜餃子」と「手羽先餃子」。手打ちの餃子皮の食感はフレッシュこのうえなく、しかも具に込められた生姜の実は口腔の中からフレッシュな刺激を与えてくれたのであり、餃子体験としても逸品の部位に含まれるだろうと思うのだった。
■餃子のニューヨーク
東京都立川市曙町2-15-22
「サバ缶詰」が逸品のつまみになるのだ
猛暑の日の黄昏時に地元の居酒屋にて一献。何時もは敬遠している生ビールで喉を潤していたのだった。やはり夏は生ビールが美味しいということを実感。あまり痛風発作の不安に左右されずに暑い夏には生ビールでゴックンしたいなと思った次第なりにて候。
ところで頼んだつまみが「サバ缶詰」。実は保存食ともなるこの缶詰が、ちょっとした手品を加えることにより逸品のおつまみになることを知らされたのがこの居酒屋のメニューであったのだ。出されたメニューをあらためて観察したところ、塩味サバ缶詰の上には鰹節やカイワレ大根が乗っかっていて、其の横にはマヨネーズが添えられている。カイワレと鯖缶とマヨネーズとの三位一体的味覚のハーモニーが、まるで逸品料理にも昇格した感のあるメニューであった。
真夏の熱中症予防にも役立つのがオニオンサラダなのだ
地元の居酒屋にて玉葱スライスの「オニオンサラダ」を食したのだった。熱中症の原因の一つである動脈硬化の予防に適した食材が玉ねぎなのであり、スライスしたものは其の効果が抜群である。この季節の玉葱はスライスしたものを食するに限るのである。何しろおいらは「オニオンサラダ」にはまっている。地元の居酒屋にて屡々注文するメニューである。オニオンこと玉ねぎとは、先ずは生野菜の主役になるべき食材であり、その鮮烈なる香りは野菜の頭柄としても充分に主張することが可能である。このメニューのポイントはと云えば、玉葱をスライスして使うことである。スライスしたての玉葱はとても刺激的な匂いがあり、涙を誘うほどである。それほどの刺激的野菜としての玉葱は、実はとても健康的な食材なのでもある。血液をサラサラにする成分としても注目が高まっている。成人病の原因とされる血漿を予防する成分としての硫化アリルが玉葱には多く含まれているのである。玉葱に含まれる硫化アリルという成分はビタミンB1の吸収率を高めるのであり、スタミナ増強にはもってこいではある。常温ではニンニク様の匂いがあるので扱いにくいのだが、少々の水分にて浸しておくことでこれを解消することが可能である。
「オクラ麻婆」で夏バテ予防なのだ
オクラをメインにして麻婆料理をつくったら、此れが意外なるヒットなのだった。昨日は梅雨明けにもなり、猛暑の日々が続いているが、こういう日々こそ食には気を遣わねばならない。夏バテ予防に効果的な食材と云えば、オクラや納豆等のネバネバ食材が挙げられる。近頃は意識して、オクラ等々の所謂「ねばり食材」を摂るように心がけている。ねばり食材のネバネバには特有のパワーが有ることが知られている。タンパク質豊富であり疲労解消の栄養素ことビタミンB2も豊富に含まれているオクラに含まれるネバネバ成分はペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維が元になっており、此れまた腸内環境の正常化にとって無くてならないものなのである。オクラを漢字で書くと「秋葵」となる。秋近くになると実を付け、ネバネバの食感が魅力である。刻んだ時にネバネバした粘り気が出る。この粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。この季節にはとても注目していきたい逸品の食材なのである。
「ブロッコリーの卵炒め」は晩酌のお友達
季節外れでもそこそこ旨い「鰆の西京焼き」
美味い「山形だし奴」で一献
「ラーメン楓」のつけ麺を食す
「宇都宮餃子」の食べ歩きをしてみた
先日、おいらが宇都宮美術館を訪れた際には、当地の宇都宮餃子を食べる計画は当然ながらあったのであり、宇津宮名物の餃子とやらを目指し求めていた。最初に訪れたのは、宇都宮餃子発祥の店とされる「みんみん本店」であったが、開店前の時間ながら、数十人以上、距離にして数十メートル以上の人の行列には恐れをなして立ち去ってしまっていたのだった。宇都宮餃子において「みんみん」にあらずんば餃子店にあらずといった様相を醸していたのではある。そして次の目指したJR宇都宮駅前の「宇味家(うまいや)」に入ってしばし考えた末に「水餃子」を注文した。餃子本体の食感はもちもちして食べ応えが高かったが、それにしても何のスープの味もしない水餃子を美味しく味わうことは出来なかった。これが焼き餃子だったらまた美味いのかもしれないが、ともかく残念なる宇都宮餃子食べ歩きの印象であったのであった。
「アサイーヨーグルト」の朝食
「アサリのバター蒸し」は肝臓にも優しい逸品
酒のつまみでアサリがたっぷりの「アサリのバター蒸し」を食した。思えばアサリ料理も色々であり、バター蒸しから始まって、酒蒸し、味噌汁、リゾット、パスタ、パエリア、チャウダー、炊き込みご飯、ワイン蒸し、等々と、百花繚乱のメニューが可能となっている。然しながらやはりと云うのは、定番メニューは「アサリのバター蒸し」である。これ以上のアサリレシピを、未だに思い浮かぶことはできないのだ。元々は日本をはじめとするアジア圏にて漁されてきた食材なのである。ヨーロッパや他の地域に於いては色々なメニューが誕生しており、其々に愉しませてはくれるのではあるが、未だに「あさりのバター蒸し」ともう一つ「あさりの味噌汁」以上の料理レシピにお目見えしたことがない。詰まりはもともと日本などのアジア圏の食材であるあさり料理は、ヨーロッパ圏では、発展することが無かったということなのであろう。酒浸りの身体にとっては肝臓に優しく、二日酔い予防にもなる。二枚貝の有り難さを感じ取ることこの上ない。数ある魚介類の中で「あさり」は、おいらにとっても、幼少の頃から最も身近な食材であり、つねにことある毎に口にしてきたものではある。それなのに日常的にはあまり存在感を感じることがなかったのは、ある意味では残念なことなのだった。