前橋の蕎麦屋「玉川屋」にて「ソースカツ丼」を喰らう

soursekatsudon01上州前橋の蕎麦屋専門店の「玉川屋」にて「ソースカツ丼」を喰らったのだ。蕎麦屋でカツ丼を喰うことは最近はなかったが、上州前橋名物の「ソースカツ丼」をバリエーション的に味わいたいという嗜好性が元で注文していたのだった。

上州前橋が発祥とされるその「ソースカツ丼」は、豚のヒレ肉を食べやすいくらいにカットしてから揚げたという絶品のカツを揚げ物にして絶品のソースにくぐらせてご飯の上に乗せて完成したという、とてつもなくシンプルでありかつ絶品的カツ丼にありつけていたのではある。甘辛く濃い目のソースタレがシンプルなヒレカツに染みている。トントンの街の上州豚はそれほど自己主張をすることなくして地元民に受け入れられているのであることを納得した。「ソースカツ丼」もB級グルメの一級品として評価すべきであり、此れもまた故郷の味の一つとして認定したくなった逸品なのではある。

■玉川屋
群馬県前橋市本町2-1-19

焼き鳥「小太郎」の「玉ねぎベーコン巻き」で一献

kotarotamanegi01kotarotamanegi02焼き鳥屋は呑兵衛の憩いの地の一つであるが、八王子の焼き鳥屋の名店といえば駅南口の「小太郎」が先ず挙げられる。鶏や豚のモツ類を焼いた焼き鳥、焼きトン類はもちろんだが、それ以上においらの好みなのが「玉ねぎベーコン巻き」だ。大雑把にカットした玉ねぎにベーコンを巻き、串刺しにしてじっくりと焼いて出される。それを特製のつけダレにつけて食するのがルールだ。そのつけダレとの相性が抜群なので時々これが食べたくなり足を運んでしまう。ベーコンの脂が玉ねぎに染みて、ポン酢よりあまくさらりとしたタレと相まって、頬がとろけるような味わいなのだ。

■焼き鳥小太郎
東京都八王子市子安町1-7-8

「おがわ屋」の八王子ラーメンをすする

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八王子市内には「八王子ラーメン」という地元メニューを標榜するラーメン店が数多く存在する。醤油味のスープ、スープ表面に脂が浮いていること、そして刻み玉ねぎが乗っていること、といった八王子ラーメンの3項目の必須条件をクリアーしている八王子ラーメンの店が大和田町の「おがわ屋」なのである。おいらはランチ時間に久しぶりに訪れていたのだが、八王子ラーメンの3条件こと、醤油味のスープ、スープ表面に脂が浮いていること、そして刻み玉ねぎが乗っていること、といった要素は控えめでありながら、それでも正統的八王子ラーメンの美味しさを伝えていたのだった。地味ながら味わいのあるラーメン店である。そしてまたランチに八王子ラーメンはよく似合うということを、発見したのもまた新鮮なる発見なのであった。

■おがわ屋
東京都八王子市大和田町5-27-11

蝉もこの猛暑には命掛けである

semi01semi02semi03油蝉が煩く鳴き喚く歩道を通り過ぎようとしていたとき、歩道の隅には油蝉が仰向けになって蠢いている姿を発見した。通常は大木の幹にしがみつきながら、キンキンギャーギャーガーガーと云った声を鳴らしていくのが一般的だが、中には大木にしがみつく体力も失せたのか、歩道上に仰向けに転がってギャーギャー騒いでいる蝉に遭遇したという訳なのだった。

そんな姿に遭遇したおいらは、仰向けの蝉の背中を押して、くるっと反転させて、正常の地面に居る姿にかえしたのだが、中々蝉が飛び立とうとはしないのだった。ぜいぜいと飛び立とうという意欲は見て取れていたのでずっと見守っていたのだが、ついに飛び立つことが叶わなかったようなのだ。蝉もまたおいらたち人間以上に、この猛暑に対しては命掛けの様相なのである。

前橋のカレー専門店「ポンチ」の「オムレツカレー」

ponchi001故郷の上州前橋で、カレー専門店として有名なのが「ポンチ」である。上州国の前橋にはカレーの名店と云われる店舗が数店舗存在しており、そんな中でも旧市街地に在る専門店の「ポンチ」のカレーは、特別なる懐かしい思いに囚われてしまうのだ。

このたびはランチメニューの「オムレツカレー」を食したのだが、流石に懐かしい。今は亡きかつての前橋出身の詩人こと萩原朔太郎先生もかつてはこのポンチのカレーを好んで食していたということなのであり、おいらもそんな郷土の巨匠のエピソードに接して余計に味わい深く感じていたのだった。本日は何が其の要素だろうかと考えていたのだが、上州人はもちろんのこと日本人にとっての懐かしい日本のカレーが受け継がれていると云うことなのであろう。今回はおおよそ1年ぶりの来店だったが、やはり懐かしい思いは格別であった。

■レストラン ポンチ
群馬県前橋市千代田町3-3-18
027-231-2333

高崎パスタのグランプリメニュー

takasakiita01takasakiita02takasakiita03高崎パスタの人気店「カーロ」のパスタが20141年のグランプリを受賞したということで、隣町へと食べに行ったのだ。「群馬氷室豚のレモンクリームのカルボナーラ」という其のメニューは、カルボナーラなのにレモン味が効いたとてもユニークなスープに驚かされた。麺も生の平麺で、エスプリの効いたメニューに脱帽なのだ。

■カーロ
〒370-0826
群馬県高崎市連雀町25-1 寿ビル1F
027-326-8688

「蒟蒻と葱の炒め」は上州ならではの逸品メニューなのだ

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前橋の居酒屋で「蒟蒻と葱の炒め」を食した。上州こと群馬県の下仁田は全国一の蒟蒻の産地であり、低カロリー食材としての蒟蒻を使った料理メニューが豊富である。さらに下仁田葱も群馬県の特産品である。ポピュラーなのは蒟蒻の刺身や味噌おでんといったところだが、本場上州ならではのメニューとして紹介しておきたいのが「蒟蒻との葱の炒め」なのだ。食材として用いられているのは、刺身用の気取った蒟蒻ではなくて、その見た目も田舎風の、いわゆる灰汁色しており、これこそ蒟蒻色なのである。これを、上州特産の葱と味噌とで炒めて提供されるのが「蒟蒻の葱味噌炒め」なのである。けっして見た目は良くない。だがひとくち口にすると瞬く間に、あの灰汁のきいた蒟蒻本来の味わいにうっとりとした気分になること請け合い。まさしく蒟蒻は上州前橋で味わうに限るのである。

ミンミン蝉が煩い夏の真っ盛り

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今年の夏は両親の介護や見舞いやらで、実家のある上州前橋へと赴くことが多くなり、嘗てのおいらの夏期の青春時に在った環境や光景との接触にあたり、東京の生活では忘れかけていた夏体験を、青春時の想い出と共に再体験できたのである。例えば都市郊外の樹林密集地においては、ミンミン蝉の煩い鳴き声に囲まれており、父が入院する病院へと足を運ぶ度にそんな煩いミンミン蝉群の鳴き叫び声と相対峙することとなっているのだ。その昔は所謂夏季の風情として受け止めていたミンミン蝉だが、今時に相対峙してみれば、其の煩わしさは耳を劈くようにしており、都会生活の長いおいらにとっては一つの試練であると云えるかも知れない。ともあれ、これから後半生の人生を歩むに当っては、都会生活を脱却して、ミンミン蝉の煩わしさとも共生していくべきなのであることを自覚させている昨今なのである。

イタリアレストランでマルゲリータのランチ

margherita01上州の高崎で途中下車してランチ。意外にもイタリアンレストラで美味いマルゲリータのピッツァにありつくことが出来たのだった。其の素材はシンプルに、生地の上にはトマトソースにモッツァレラチーズと生のパジリコのみ。モッツャレラのとろける味が酸味の効いたトマトソースによくマッチしていて、見た目にも麗しく、鮮度の良いオリーブオイルの香りも相まって、口の中で四重奏の完成度の高いとろけるような味わいなり。宅配のピザでは決して此の様な感動を覚えることはないだろう。やはりピザはイタリアンに限るのである。

■PIZZERIA BACI
群馬県高崎市連雀町21-1 連雀町ビル 1F

丑の日の「登利平」の「うなぎ弁当」

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今年の二度目の丑の日に、施設に入所している母に「登利平」の「うなぎ弁当」を差し入れ。少し前にもうなぎを買って差し入れていたが、此処「登利平」のものは地元の名店のそれだけあって値段も少々高かったのだ。昼時に何時もの母の昼食に一品加えて、夏バテに立ち向かえたらという思いの代物だった。高齢の母の舌には少々固かったようにも見えたが、口に含んで「美味しいねえ」と一言発した言葉は、夏バテに効くだろうという期待を強くしていた。残りのものを味わった感想はといえば、少々硬くはあったが味が凝縮しており夏季の精力が付く食物の代表では在る。

個展4日目は生ビールでお疲れの乾杯

「小林活夫展 相貌」がスタートして4日目となる本日は、ほぼ会場に居座って、会場を訪れる人達の相手に勤しんでいた。夕刻からは旧友のアキン氏が来場し、写真もバチバチと撮影してフェイスブックにアップしてくれたので、其のページをリンクしておきます。自分以外の人が撮影してもらった作品の写真が、此れほどリアルに目にすることが出来たことを感謝。

https://www.facebook.com/akin.tanaka?fref=nf

その後、アキン氏と美術教師の某女史と共に会場近くの居酒屋へと足を運び、暑い一日の終りの生ビールでの乾杯となっていたのだった。

汗だくで「天賑」の「ラージャンメン」を喰らう

tenshinnomen01故郷前橋に帰省中の本日の昼食は、人気中華料理店「天賑」へとおもむき、当店の人気ナンバー1メニューの「ラージャーメン」を喰らっていた。以前に当店へ来た時は普通のラーメンを食していたところ、周りの客の過半数が此のメニューを食べていたので、その時以来無性に食べたくなっていたのだったが、朱々した其のスープの激辛風の見てくれからも猛暑の日には不向きだと思いつつもそんな邪念を振り切って注文していた。そして口にした味はと云えば、クーラーが効いている店内において否応なく溢れ流れ出る汗を拭きながら、猛暑満天下のラーメンを啜っていた。実際のスープは見た目ほどの辛さは無くて、多種類の野菜の出汁が染みこんで適度のピリ辛が心地良い。夏を代表する食材の茄子が大振りにカットされてスープ中に泳いでいたのが、夏らしさを表現している。そして麺もまた夏らしくガツンと太くて噛み応えあり。人気店の人気メニューであることも納得できるのだった。

■天賑(テンシン)
群馬県前橋市千代田町4-11-19
027-233-4795

真夏に役立たない、うん十年前のエアコン

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父親が転倒骨折して入院で実家に暮らしていたのだが、此処の広間のエアコンが頗る調子が悪い。昨日、一昨日の猛暑日では運転満開にしていても、室内気温が30度Cを超えていて、全然エアコンの機能を果たしていなかったのであり、急遽、新規エアコンを注文していた。もううん十年が経過したエアコンは猛暑の日々には全然役立たぬ。これで熱中症に罹らなかったのがラッキーだと思うほどではある。

「上州カミナリ揚げ」は上州ならではのメニュー

kaminariage01上州ならではの鶏肉の唐揚げに「上州カミナリ揚げ」というメニューがあり、久しぶりに故郷の味を口にしていたのだった。鶏肉の唐揚げ料理は数多くの地域にて地元料理となっているが、上州にも「上州カミナリ揚げ」という逸品的メニューが存在する。鶏肉を揚げたものだが、その衣にはスパイシーな香辛料がじっくりと味付けされている。さらには鶏肉自体にも味が染みこみすぎているほど味が染みていて、口の中では満腹感でいっぱいになっていた。そしてこれはまるで、信州自慢の「山賊焼き」に匹敵するかそれ以上かの思いが立ち込めていたのだ。揚げ物料理なのに鶏肉の活き活きさとスパイスの刺激がマッチしていて、地元が誇るべき鶏料理の一つであるという評価にいたったのである。信州の山賊焼きとは、鶏肉のから揚げだが、東京でよく食べるものとは味付けや調理法が異なっている。主にモモ肉を使用し、醤油とにんにくの付けダレに数時間置きじっくりと漬け込む。それに片栗粉をまぶして揚げる。素朴な料理だが、パンチのある味わいが信州らしい。これを蕎麦に乗せたのが「山賊蕎麦」であり、信州では天ぷら蕎麦にも負けないくらいにポピュラーなメニューとなっているのである。それ以上のインパクトをもたらした「上州カミナリ揚げ」こそ天晴れである。

「登利平」の「上州御用鳥めし松重」で一献

torihei01入院中の両親に「鰻丼」を差し入れしたところ、普段より食欲が増したと見える。やはり我々日本人にとって、パワー食材としての鰻の神通力は侮りがたいものがある。そんな今日のおいらは病院からの帰り道に立ち寄った「登利平」の「鳥めし松重」を突付きながら一献。あっさりムネ肉とコクあるモモ肉の二種の鶏肉が味わえる逸品である。上州前橋では「とんとんのまち」などと豚肉料理がピーアールされているが、実は豚肉料理以上に美味いと評判なのが鳥めしだ。もう少し詳しく説明すると、「登利平」の「上州御用鳥めし」という。郷土色豊かな弁当として市内のさまざまな場所にて購入できるほか、市内5箇所の直営お食事処にて出来立ての鳥めしを味わうことができる。旨み豊かな鳥の腿肉を薄くスライスしたものを丁寧に焼き込んでいる。そして下に敷かれたご飯にはあまからい特製のたれがしみこんでいて、鶏肉とこの甘辛い特製たれとの相性はまさに絶妙のひとことであり、しごく食欲をそそるのだ。昔から親しんできた郷土の味なのである。

■登利平 前橋けやきウォーク店
前橋市文京町2-1-1

上州の郷土食「こんにゃく刺し」を味わう

connyakusasi01上州に帰郷しているおいらだが、久しぶりに郷土食の「こんにゃく刺し」を味わうことが出来たのだった。こんにゃく(蒟蒻)といえば紛うことなき上州の名産品であり、この蒟蒻を刺身で味わうことは、多分東京都内では出来かねることであろう。それくらいに郷土食豊かな「こんにゃく刺し」なのである。

両親の入院で緊急帰郷也

本日は午前3時台の、救急隊員の人からの電話のコールで叩き起こされていた。実家に暮らしている父が転んで骨折を起こしたようで、救急車で運ばれているとのことであり、これから収容先の病院へ来てくださいとの話であった。其の夜明け前の時間に電車に乗ったことは無かったが、何とか故郷の病院へと辿り着き、病棟の父親との対面となっていた。簡単に述べれば、昨日の夜半に台所で転んで尻餅をついたことが原因による、腰骨の圧迫骨折だという診断だったので、そのまま入院となってしまっていた。本日はまた、母が総合病院への検査入院が必要だということで、其の関係の立会い等々も在ったのであり、これから数日は故郷の両親への対応に追われていきそうである。数日は故郷に留まる必要がありそうなのである。

「餃子のニューヨーク」の手打ち餃子で一献

amegyouza01amegyouza02手打ち餃子が美味い立川の「餃子のニューヨーク」を久しぶりに訪問。やはり「手打ち」と称している此処の手作り餃子は、それなりの餃子皮のモチモチ感が舌にも心地よく食欲をそそる。先日おいらは餃子の街として名高い宇都宮を訪れて食べ歩きをしたのだが、其の時の漫然とした風体の餃子に比べて、味覚的にも視覚的にも遥かにフレッシュである。もっと云えば漫然とした風体の宇都宮餃子にがっかりしていたおいらを、再度餃子の魅力に惹きつけていたのが、此処「子のニューヨーク」の餃子だったのである。今回注文したのは変わり手打ちの「生姜餃子」と「手羽先餃子」。手打ちの餃子皮の食感はフレッシュこのうえなく、しかも具に込められた生姜の実は口腔の中からフレッシュな刺激を与えてくれたのであり、餃子体験としても逸品の部位に含まれるだろうと思うのだった。

■餃子のニューヨーク
東京都立川市曙町2-15-22

http://tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13053556/

「サバ缶詰」が逸品のつまみになるのだ

sabakan01猛暑の日の黄昏時に地元の居酒屋にて一献。何時もは敬遠している生ビールで喉を潤していたのだった。やはり夏は生ビールが美味しいということを実感。あまり痛風発作の不安に左右されずに暑い夏には生ビールでゴックンしたいなと思った次第なりにて候。

ところで頼んだつまみが「サバ缶詰」。実は保存食ともなるこの缶詰が、ちょっとした手品を加えることにより逸品のおつまみになることを知らされたのがこの居酒屋のメニューであったのだ。出されたメニューをあらためて観察したところ、塩味サバ缶詰の上には鰹節やカイワレ大根が乗っかっていて、其の横にはマヨネーズが添えられている。カイワレと鯖缶とマヨネーズとの三位一体的味覚のハーモニーが、まるで逸品料理にも昇格した感のあるメニューであった。