東京アートミュージアムで「池田龍雄展 -既知と未知と-」開催

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調布市仙川の「東京アートミュージアム」を訪問した。開催中の「池田龍雄展 -既知と未知と-」を鑑賞するためである。戦後のアバンギャルド芸術を牽引した画家の池田龍雄氏については以前よりその名前を見聞していたが、実際に作品群に触れた経験は記憶に無い。それだけ伝説的な存在であったと云えるだろう。今回の展覧会は規模としてはそう大きいものではないが、かねてからの願望が叶えられたという意味においても、貴重なイベントであった。

展覧会の「-既知と未知と-」というサブタイトルは、作品制作の時代が戦後間もない頃のものから極く最近のものにまで亘っているという意味が含まれている。「ドローイング」と銘打たれた1950年制作のスケッチは画家としての初期の息遣いが、遠い時間を超えて聞こえるようである。対してここ2~3年の作品群は基本的な作家のビジョンが大きく羽撃いている姿を彷彿とされる。そのボリューム感とともに圧倒されていたのだ。

■池田龍雄展 -既知と未知と-
2014/9/13~11/30(※開催日は木・金・土・日曜日のみ)
一般500円/大学生400円/小中学生300円

■東京アート・ミュージアム
東京都調布市仙川町1-25-1
TEL 03-3305-8686
http://www.tokyoartmuseum.com/