妖かしの里 冬編

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F20号

「妖かし」シリーズとして連作している冬バージョンの新作です。里の地にはモグラのごときが闊歩しており、空を眺めれば其処には優雅に舞う鳥類が怜悧な存在感を見せ付けているのです。人間業とはかけ離れた、いわば霊気に導かれるようなパフォーマンスと云ってよい。

ある種の獣たちは、まるで人間界と霊界との仲介をするように行動するのだ、ということをイメージして制作したものです。まるで霊界との貴重な架け橋として存在しているのではないのか? こんな我が想像が本当かどうかは分かりませんが、いつもこれからも、ずっと霊界と人間界との懸け橋であってほしいものであります。

白い蝶の舞い

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア S3号

前後不覚の舞いを演じる蝶々たちに魅せられ、彼らの姿を連作している今日この頃です。特に白い羽根を羽ばたかせる白い蝶々は、人間の常識では解説不能の、神領域の舞いであると言ってよいのです。これからもう少し、蝶々たちの連作は続きそうです。

闇に翔ぶ蝶

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

日が暮れて闇夜が拡がる前後の時間帯に、一匹の麗しい蝶の飛翔する姿を発見しました。その素早く羽根を操る姿かたちは、前後不覚の舞いとでも呼ぶのが相応しいと、それ以来ずっと思い続けているのです。

妖かしの里 冬編

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア P10号

我が棲まう地域は一般的に、里山と呼ばれることが多いのだが、こういう地域には山の神、里の神、山男、山女、等々の人口に膾炙される物語が存在するのです。そうしてそれらの物語は、季節とともに様相を変えて、様々なトーンを意匠を纏って人々の心根に息づいています。今回はそんな存在を「妖かしの里」シリーズの冬編として描いてみました。

赤い髪の精霊

八王子の「ぎゃらりーロア」にて開催中のサムホール展に「赤い髪の精霊」という新作を出展しています。お近くにお越しの際はぜひご覧ください。
期間:2月7日(金)~2月12日(水)
時間:11時~18時(最終日は15時30分まで)
場所:ぎゃらりーロア
東京都八王子市東町12-7 ロアビル2F
TEL:042-645-8352

妖かし

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

新年早々に参加した展覧会は、ギャラリー芙蓉の「新年会展」となりました。
昨日はオープニングを兼ねて、出展参加者による新年会も催されたのであります。
概要は下記のとおり。興味ある方は足を運んでください。

■2025年新年会展
期間:1月9日(木)~1月14日(火)
時間:11時~17時(最終日は16時まで)
場所:ギャラリー芙蓉
東京都八王子市横山町18-9
TEL:042-523-9013

 

白い蝶

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

新年あけましておめでとうございます。
2025年新春の描き初めとして描いたのは、「白い蝶」というタイトルの作品です。今回のケースは、最初にタイトルがあり、それに沿ったモチーフ、ビジョンをあと付けで設定したものでして、決してそれは誇るべきではないのですが、たまにはこんな方法、方便も良いのではないかと考えているところです。白い蝶の羽は気高く、高貴な植物の葉脈を連想させるものがあり、透明感が表し示す世界はまるで、幾重にも重なり合った世界の姿形を表しているようです。深奥なるこの世の姿の一面を追求することからこの作品が生まれたと云っても過言ではありません。

アイドル

キャンバスにアクリル F4号

80年代トップアイドル、中山美穂さんが急逝したニュースがありました。これはアイドル全盛期の美穂さんの相貌をオマージュしながら描いた作品です。合掌。

There was news that Miho Nakayama, a top idol in the 1980s, suddenly passed away.
This work is a homage to Miho's appearance during her idol days. Palms together.

豊妖の里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア S20号

秋も深まり冬の便りが様々見られる昨今の、我が周囲の里をテーマに描いた作品です。大地の豊穣さ、そして様々な物語が産出される妖かし、そうした風貌、アトモスフェアを表現したいと心がけています。このところ3年余りこのテーマでしたので、そろそろ決着をつけねばという想いも抱きつつ、近作の筆を置いたところです。

“Rich Village” acrylic and other mixed media on canvas, No. S20

I try to express the fertility of the earth and the mysterious atmosphere that gives birth to various stories.
This has been my theme for the past three years. I have just put down my pen on my latest work, feeling that it is time to put an end to it.

豊穣の里 秋編

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア M10号

おいらが棲む一体は、大地に囲まれた自然豊かな地域ではあり、我々人間たちの営みにもとても似合っており、大好きな土地なのであります。こんなことは再三述べていたことでもあり、今更ながらの想いもある中、ちょっぴりと思い立ったことがありました。それはこの土地柄は決して農業には適してはいないのであろうということ。農業は出来るが、大生産的な農業産業は出来ないのであろう。代わりに手近な山々に描かれる紅葉、あるいは小動物たちの成長に接することが出来るわけであり、此れこそが豊穣の里たる所以なのであります。

地を這う龍

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア M10号

近頃の夢に出てくるのは、近くに棲むと思われる龍の姿。だがその龍は天空を舞うのではなく、地を這うようにして現れる。一時の乱暴な行いを見せては、飽きた頃には龍の住処に帰っていくようなのである。

リンドウの里美術展

昨日(11月5日)からスタートした「リンドウの里美術展」に出展しています。僕はF30とS20号の2点を出品。山梨県上野原市の長閑な環境のなか、多くの人々に鑑賞されています。お近くにお越しのの際はぜひご覧ください。
■リンドウの里美術展
場所:上野原市上野原3832 上野原市本庁舎 1階 展示室2・3
期間:11月5日~11月10日

妖かしの森


キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

森への散策途中に出逢った風景。その一角には長年の堆積した植物群の群れが生い茂っていたのであり、またその中には新しい植物たちの芽生えが有った。そんな光景を目にしながらも、何時もの散策を続けていたのでありました。

秋の調べ

八王子の「ぎゃらりーロア」にて開催中の秋季展に「秋の調べ」という作品を出展しています。お近くにお越しの際はぜひご覧ください。
期間:10月18日(金)~10月23日(水)
時間:11時~18時(最終日は15時30分まで)
場所:ぎゃらりーロア
東京都八王子市東町12-7 ロアビル2F
TEL:042-645-8352

「第88回 自由美術展」に出展しました

本日10/2から始まった「第88回自由美術展」に出展しています。「妖かしの里」F100号です。お近くにお越しの際はぜひご高覧ください。

■第88回 自由美術展
2024年10月2日(水)~10月14日(月)
午前10時~午後6時(入場締切午後5時30分迄)
会場:国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
最終日は午後3時閉会(入場締切午後2時)
入場料金:大人800円

豊穣の里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F100号

先日にはこのInstagramにて発表したF100号の作品ですが、此れに対して、色々な会話を重ねて、修正を加えて、完成版として描いたのが此の作品です。タイトルは前のままを踏襲して「豊穣の里」と名付けました。

豊妖の里

キャンバスにアクリル他ミクスドメディア P20号
某月某日、近隣の里山を散策していた時の、唯一無二的かつ強烈に感じた時間は、とても貴重な時間でありました。其れはまさに其処にしかない光景の支配する稀有なる時間であり、幾多の昆虫類や小動物、野生植物たちのフィールドであり、かつ我々人間にとっても唯一無二的に貴重なフィールドであったのです。そんな光景を描いたのが、今回の作品です。

バタフライ


キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F8号

旧作の「バタフライ」と題した作品を居間に飾ってみました。英語で「バタフライ」と呼ぶ蝶には、人間の死と復活の象徴とされており、その姿には死者の霊魂が宿るとされている。魂とその不死とを表す象徴でもあります。そんなバタフライ、蝶のイメージを幾度となく制作に取り入れてきたものです。その相貌が表する姿はまさしく無尽蔵であり、今後は益々、バタフライが登場していくことでしょう。

蝶の目はよく見えないけれど、きっと自由奔放な視界が開けているんだと思います。蝶のように舞いたい!!🤣

豊妖の里の調べ


キャンバスにアクリル他ミクスドメディア F10号

里山シリーズの新作です。心身をリフレッシュするために、あるいは制作的インスピレーションを鍛えるためにも、里山の散策は欠かせない日課となったのです。豊かな実を宿してといった豊穣なイメージは薄れつつあり、今では妖かし半分、豊穣半分、妖かしくもあり豊かでもあり、どっちにつくことも出来かねるといった様相であります。